5000年前の薔薇を親に持つ バベルバビロン
最近私の庭にやってきた花径5㎝のかわいい「バベルバビロン」
この薔薇の親であるロサペルシカはギリシアクレタ島の神殿に描かれている世界最古の園芸種薔薇の原種で砂漠に咲き他の地では栽培が難しい薔薇でした。
オランダのインタープランツ社がそれを改良して発売したバビロンシリーズの一つです。
花が開ききるとピンクに変わり中心に特徴である赤いブロッチが見えてきます。
2008年 オランダ インタープランツ社
薔薇はその花の形、花弁の艶、香り、華やかな雰囲気から花のクィーンと言えるのではないでしょうか。蕾が開き始める時に花弁が作るスパイラルの美しさには心を奪われます。
最近私の庭にやってきた花径5㎝のかわいい「バベルバビロン」
この薔薇の親であるロサペルシカはギリシアクレタ島の神殿に描かれている世界最古の園芸種薔薇の原種で砂漠に咲き他の地では栽培が難しい薔薇でした。
オランダのインタープランツ社がそれを改良して発売したバビロンシリーズの一つです。
花が開ききるとピンクに変わり中心に特徴である赤いブロッチが見えてきます。
2008年 オランダ インタープランツ社
臙脂がかった深い赤のクリムゾンレッド、かつその色とマッチした濃厚な香りのルージュロワイヤルです。
咲き始めから中に秘めた情熱を感じさせる深い色です。
満開になると100枚もの花弁を重たげにして、ロワイヤル(高貴な)という命名に違わない存在感です。この色のルージュを唇に塗った四十代前半の妖艶なレディを想像してしまいます。
2005年 フランス メイアン
白い薔薇は花弁がすぐに痛むので完璧な花がなかなか見られません。
このクリーミーエデンは緑がかった淡いクリームです。今年は蕾までは状態が良くて期待を抱かせるものでした。
雨が降り、やっぱり赤い斑点のしみが入ってしまいました。
それでもこの愛らしいカップ咲きの花たちは十分楽しませてくれました。
2005年 フランス メイアン
数年前に何種類か新しい薔薇を入れた時このセントセシリアも一緒でした。他の薔薇は既に大きな株になっているのですが、この薔薇はやっと幾つかの蕾をつける株に成長しました。
薄いピンクにわずかにアプリコットが入り、咲き進むとアイボリーのような色合いになります。ソフトな花色とは少々そぐわない感じの濃厚な強い香りは非常に魅惑的です。命名は音楽の守護神となっているキリスト教の殉教者の名前から。
強い香りは「ミルラ」とよばれていますが、ミルラを調べてみると「没薬」(モツヤク)のこととあります。この没薬は遠い時代エジプトでミイラをつくるときの防腐剤香薫剤として使われたそうです。
1987年 イギリス デヴィッド・オースチン
イングリッシュローズの代表格のアブラハム・ダービーの株が充実して今年は沢山の蕾を持ちました。
花弁数が80枚と多いので蕾はころっとしています。少し開きかけた花は花底が黄色に近いクリームにピンクが強い色合いです。咲くと
ピンクからアプリコットに徐々に変化していきます。 咲ききるとイングリッシュローズに多いクオーターロゼット咲きになります。ロゼット咲きとは、非常に多くの花弁が中心から放射状に出て平たい形に咲く花形のことで、クオーター咲きとは花芯が4つに分かれて咲く花形のことです。
こうして花色の変化を楽しめる上に、フルーティな強い香りに魅せられます。
1985年 イギリス デヴィッド・オースチン