イングランド南西部&ウェールズを鉄道で周る旅

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おまけ

UK鉄道事情
日本では当たり前のことがUKでは当たり前でないこともある。

その1 行き先別でプラットホームは決まっていない

同じホームだからといってそこに止まる列車の行き先が同じとは限らない。反対方向に行くことだってある。極端な話使うホームが1本ってことだってあるのだ。

だから列車に乗る前に必ず駅のモニターを見て到着ホームを確認する。そのため乗車までの時間に余裕を持って駅に行かなければならない。日本のように「飛び乗り」なんて芸当は不可能だ。

その2 中長距離列車のドアは自動でないことが多い。

ドアのそばの開閉ボタンが点灯したらプッシュ。しかし中にはそれもなくてドアの外ホーム側だけにとってがついている場合がある。降りるときは窓を自分であけて外に手を出しておもいきり取っ手をグッと下げるのだ。

その3 かなり大きな駅でないと改札口はない。

ほとんどフリーパスだ。だからって無賃乗車はできない。なぜって車内で必ず検札があるから。

その4 通過する列車は駅だからといってスピードを落とさない。

列車を待っている乗客が居ようと居まいと頓着ない。通過列車が起こす風に巻き込まれないようご用心。

 その5 座席予約はほとんど不要

たまにリザーブのシールが張ってある席をみるが、リザーブしなくても座れないことはまずない。大都市近郊の通勤電車や地下鉄はその限りではないけれど。

 その6 同じ線路を複数の会社の列車が通る。

なかなか合理的だと思います。ただし同じ料金でもきれいな列車に乗れる乗れないという不公平も。

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現地11日目 キューガーデン& ヒースローから成田へ (機内泊)

UK最後の日。7:15バンゴール発。10:37ロンドンユーストン着。バージンの列車は他の会社車輌と比較してきれい。例によってテーブル付きの座席を確保して路線図を広げる。本日は乗り換えなしの直行なので安心。車内は珍しく満席に近い。毎日ローカル線に乗っていたのでがらがらが当たり前だったがやはりロンドンに向かうとなれば状況は違うと納得。

地下鉄に乗り換えてパディントンに。そこで荷物を預けてキューガーデンを目ざす。19:35発のフライトまでの時間の有効利用だ。

平日でしかも雨模様のキューガーデンは人影はまばら。しかし校外学習の小学生やら中学生やらが入園していて特定の場所にノート片手の子供達が群がっている。ここはそういうお勉強の場でもあるらしい。温室が何棟かあって熱帯植物が充実している。短い時間なので半分も見られなかったがとりあえずは満足した。

ヒースロー空港での搭乗は運悪く一番遠いゲートになって徒歩20分もかかった。  トホホ・・・。

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現地10日目 スノードニア&カーナヴォン (バンゴール泊)

前日からの雨模様。寒い。気温8度。山は無理かとも思われたが、駄目ならだめであきらめる覚悟のもとバンゴールのバスターミナルから№85のバスでスノードン登山鉄道の始発駅スランベリスに向かう。スランベリスもやっぱり雨である。しかし登山鉄道は稼動していた。

10:00発の登山鉄道に乗る。観光目的で100年前に開業したそうだ。ジーゼルと蒸気の両方が走っていてどちらにあたるかは運次第。登り進行方向右が谷側。日本にはないU字谷だそうで深い谷でありながら視界が開けている。標高800メートルであるが、イングランド、ウェールズでは一番高い山だそうだ。

頂上駅は雲の中、ホットチョコレートで暖をとる。乗り合わせた乗客の中に静岡からの家族あり、下山途中の駅で下車、歩いて下っていった。そんな気持ちにさせるような山だった。

スランベリスからバスでバンゴールに一旦戻り、再びバスでカーナヴォン城を目指す。30分ほどで到着。

ここカーナヴォン城はUKの皇太子の戴冠式が行われる場所。中庭にセレモニー用の円形のステージが設けられている。城内にはチャールズと若き日のエリザベスⅡのにこやかな写真が展示されていた。建てられた当時のままの城内を歩く。歩哨のタワーは階段が狭く急でしかも磨り減っている。強い風に吹き飛ばされそうだった。

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現地9日目 ボドナントガーデン (バンゴール泊)

 

  

ウェールズの名園ボドナントを訪ねる。バンゴール発9:28 LLANDUDNO これをスランデュデュノと読むらしい。ウェールズはUKの中でも独自性が強い地方で言葉も文字も方言以上の違いがあるらしい。TAL-Y-CAFNはなんと読むのか未だにわからない。スランデュデュノジャンクションまで1時間余。そこからは№25のバスで20分。

ボドナントガーデンの入り口、入ってすぐのところに「金ぐさりの天井」。藤のようなマメ科の植物で30cmくらいの黄色い無数の房が見事。55メートルのトンネルになっている。

       ボドナントガーデン金ぐさりの天井 

幅が5メートルはあろうかと思われるボーダーガーデンはよく手入れがされていて見事なものであり、流石にガーデニングの歴史を感じる。

     ボドナントガーデン ボーダー花壇

園内は自然の地形そのままで高低差があり、整形の庭園はほんの少しで深山の趣さえある。セコイアやマグノリアの大木、また日本からのカメリア(椿)やホスタなど。

  ボドナントガーデン 大木

放し飼いの孔雀が歓迎してくれた。実は歓迎ではなくて雄が羽を広げて震わせながら雌に求愛しているのだと。少しも痛んでいない完璧な羽だった。

        羽全開の孔雀

 

この日コンウィ城を見学する予定だったが翌日の準備があるのでカット。今回の旅行で代替がなくカットした唯一の場所となった。

バンゴールに戻って翌日のスランベリス行きのバスの時刻を調べるため、シティホールのインフォメーションに行くが4時で終了。だけど中年の女性職員が閉まった窓口に案内してくれる。ありがとー。

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現地8日目 ストークオントレント&リヴァプール (バンゴール泊)

今日は買い物の日 陶器の町へ 6年前に2週間滞在したコヴェントリーからはわずか1時間、知っていれば来られたのに・・・。 

チェスターからクルーを経てストークオントレントへ。1時間ほどの行程。駅前から市の中心であるヘンリーまでバス 駅で案内をしてくれたお姉さんはにこやかで親切だったが、バスのドライバーは通じない会話にしかめっ面だったので思わずバスを降りてしまう持ち前の押しは何所へやら。

ヘンリーにたどり着き、やっとインフォメーションを探して、ウエッジウッドビジターセンターとファクトリーショップの場所を聞く。時間は既にお昼。ビジターセンターに行くのが正しいけれど少し遠い。もし買い物ができなかったら来た意味なし、ということで何はともあれファクトリーショップへ。

オーーーあるある、見覚えのあるウエッジウッドの数々。それも何という安さ。リュックに詰められる範囲で買いまくる。 あー満足。しかし精魂尽き果ててそれからビジターセンターに行く気力は失せてしまった。

駅前のジョサイアウエッジウッドの銅像と一緒に記念撮影。

       

帰途、買い物だけではあんまりだからとスタッフォードで乗り換えてリヴァプールに向かう。かのビートズの出身地だ。

港町リヴァプール。ジョン・レノンの銅像とツーショットでカメラに収まった後港に向かう。風が強くて体重が軽い?我々は吹き飛ばされそう。

       

夕方チェスターのホテルで預けてあった荷物を受け取ってバンゴールへ。1時間と少しの行程。いよいよウェールズに入る。

 

 

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