真っ白なナスカの大地

ツアー7日目早朝4:30ホテルをスタートしナスカ、フマ平原観光の拠点ピスコに向かいます。走行250キロ3時間半の乗車、全旅程で1番厳しい日です。

ついでにという感じでリマ旧市街の観光。リマは、1535年にスペイン人の征服者フランシスコ・ピサロが築いたスペイン風の街で、その名前は、市内を流れるリマック川(リオ・リマック)から来ているそうです。

アルマス広場を中心に建つコロニアル形式の美しい建物リマ市役所とリマ大聖堂です。この地区は世界遺産に登録されています。2016-09-18-06-33-432016-09-18-06-42-51 再びバスに乗ってピスコに向かいます。3時間余でピスコの空港に到着。空港内でナスカの遊覧飛行のセスナ機を待ちます。

2016-09-18-12-53-14 空港の職員の案内で何もないだだっ広い空港に駐機したセスナ機に向かいます。空港の地面は真っ白です。

2016-09-18-12-52-37 12人乗りのセスナ機の最後部のシートが割り当てられました。4人だけがジャパニーズ、残りの8人に合わせてパイロットの案内は英語、しかもマイクの性能が良くなくて拙い語学力では何を言っているのかさっぱりわかりません。

2016-09-18-13-13-47-1 地上絵まで約35分の飛行、真っ白な山が眼下に広がっています。2016-09-18-13-24-49 それらしき場所に到着し、左右どちらのシートからも見えるようにするためパイロットは機をアクロバット状態に操縦します。そして何か叫ぶのですが殆ど理解不能。バスの中でガイドが丁寧に説明してくれましたがその甲斐もなく認識できたのは3つくらいでした。下の写真は「宇宙人」です。1番下の山の左から2つめの岩肌をよーく見るとうっすらと写っています。他の写真はピンボケでどこを写したのか自分でもわかりません。大地の白い砂を取り除いて描いた絵は長年の風雪で薄くなり、また周辺を流れる雨水の跡もあって判別するのはなかなか困難でした。

2016-09-18-14-09-57 40分のアクロバット飛行で体調は絶不調、這う這うの態で空港に戻りました。

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ブラジル側からのイグアスの滝

この日午前中自由時間があったので、例のごとく地元のショッピングセンターへ。お土産を買い込んでいざ支払いの段階でドルを出すと、ポルトガル語はわからないながらどうも「ノー」という意味らしい。え~~びっくり。カードを出すとレジのお姉さん「クレジット?」と聞いているらしい。「イエース、クレジット」アー良かったと思うと次にお姉さん「ナンバー?」と聞く。えーっと暗証番号かしら?と当てずっぽうで渡された器械のボタンを押すと頷いてくれて難関突破。この災難に動揺してかホテルへの帰り道に迷って一時青くなりました。

ランチ後再びイグアスの滝へ。

滝への遊歩道の入り口です。

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前日のアルゼンチン側よりも滝全体を見渡すことができます。

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遊歩道で滝近くまで行かれる場所もあり、用意した合羽着用で行ってみましたがみんなびしょ濡れでした。

滝の上までエレベーターで上がりました。勢いよく下に落ちる様子も圧巻です。

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流れ落ちる前はこんな風ですが、中央奥に下に落ちて水煙をあげている様子が見えます。

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イグアスの滝 悪魔ののど笛

前日はオリャンタイタンボ近くウルバンバのホテルを早朝に出てクスコから空路2時間弱でリマへ、リマから空路4時間でブラジルのイグアスへと移動のみの1日でした。

世界3大滝の一つ「イグアスの滝」

イグアスの滝は全長2.7km、無数の島や段差のため水流が分岐し、落差60mから85mの間に、水量により150から300もの大小の滝が形成されます。その約半数が『悪魔の喉笛』(西語Garganta del Diablo、葡語Garganta do Diabo)と呼ばれる亀裂に飲み込まれおり、そのすさまじい迫力からイグアスの滝観光のハイライトとなっています。
ブラジル側、アルゼンチン側双方に同名の国立公園があり、イグアス川の北にブラジル側のイグアス国立公園Parque Nacional Iguaçu(総面積約1850平方キロメートル)、南にアルゼンチン側イグアス国立公園Parque Nacional Iguazú(総面積約550平方キロメートル)があり、各々1986年、1984年に世界遺産に登録されています。
ブラジル側からはイグアスの滝の壮大な景観を楽しむことができ、アルゼンチン側からは悪魔の喉笛に接近することができます。ONLYONE TRAVELHPより

第1日目はアルゼンチン側からの観光です。

ブラジルのイグアスにホテルをとった私たちは国境を越えてアルゼンチンに入国しました。パスポート審査で少し時間がかかりました。

入国後まずトロッコ電車に乗って滝近くまで運んでもらいました。

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滝のすぐ近くまで行くことができる通路が整備されいてそこを1キロ近く歩きます。

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「悪魔ののど笛」という恐ろしげな命名の場所に着きました。沢山の観光客が写真を撮ったり滝をみつめたりしています。

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見晴台の上から滝つぼを望むと、三方からの流れが水煙をあげながら一箇所に轟々と落ちていく迫力のある風景です。湖が数百メートルにわたって一段落ちているような感じです。

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日本で見慣れた滝とは全く趣の違うそのスケールの大きさに息を飲む思いです。

帰りのトロッコ電車を待つ観光客の近くに餌を求めてか、鳥の訪問です。目の上にまるで眉毛のような青い模様があって愛嬌のある風貌です。帰ってから調べてみるとこの鳥は「ルリサンジャク」というらしいです。

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帰路三国が国境を接する地点に立ち寄りました。

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こちら側がアルゼンチン、対岸がブラジル、左側に少し見えるのはパラグアイです。島国に住む私たちにとって三つの国が一点で接しているというのはなかなかピンと来ません。

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いよいよマチュピチュへ

前日は宿泊のオリャンタイタンボへの橋がデモで封鎖され足止めされたために遅いホテル着でした。にも拘らず早朝の出発です。

インカレイルという列車でマチュピチュ村に向かいます。

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列車内でサービスされたマテ茶です。

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マテ茶は主に南米大陸南東部地区(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ)で生産されている飲料で、モチノキ科の潅木(かんぼく)の葉や枝を乾燥し、粉砕、精製したものに熱湯を加えて飲用します。パラグアイのグァラニ族が、活力を与える不思議な木として飲用を始めたことが起源とされていて、ミネラル、特に鉄分とカルシウムの含有量が高く、ビタミンはAとBを多く含んでいます。葉緑素も豊富に含むことから、通称「飲むサラダ」と言われています。日本マテ茶教会HPより

マチュピチュへの入り口は1箇所、観光客で一杯です。世界遺産に登録され1日の入場者数は2000人とされていますが、実際は4000人~6000人だそうで、遺跡の荒廃が危惧されていると言います。

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マチュピチュは

クスコの北西100km、ウルバンバ川の谷底から切り立った断崖の上にあるインカの都市遺跡です。
標高2280mで、谷底からは660mもの高さにあって麓からは存在が確認できず、「空中都市」といわれています。1911年にアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムが発見しました。
広さは5k㎡あり、半分は神殿、宮殿、居住区が占め、残りは斜面に段々畑が広がっています。
15世紀の中頃に建設され、5千人の人が暮らしていたと推定されています。 海外旅行準備室HPより

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写真やTVで見るおなじみの光景を自分の目で確かめられて感慨があります。後方のワイナピチュ山、マチュピチュ山がこの空中都市を守っているかのように見えます。

かなりのアップダウンのある遺跡内に観光客の姿が見えます。混雑しています。遺跡内の道は大変狭いので一方通行で周ります。見落としても元に戻ることはできません。

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ここに住んだ人々の食料を賄ったであろうこの段々畑、急な傾斜地に整備された畑での作業はさぞやきつかったのではないかと思います。

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観光用に放牧されたリャマは人馴れしていて食べ物をねだるように近くに寄ってきます。アルパカは残念ながら目にすることはできませんでした。

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遺跡全体を見渡せる「見張り小屋」です。心地よい風が吹き渡っていました。

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以下観光案内のようになりますが。

マチュピチュ遺跡で最も高い位置にある日時計「インティワタナ」

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夏至の日の出の位置を正確に示す「3つの窓の神殿」 でも窓は沢山あります・・・ 奥の方にあるのか又は聞き違いか?

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夏至と冬至に窓から太陽がまっすぐに差し込む「太陽の神殿」

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コンドルのように見える巨石が置かれている「コンドルの神殿」

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およそ3時間の観光でポイントは見ることができましたが、インカの風の中に佇み往時を偲び感慨に浸るという訳にはいきませんでした。自分の勉強不足も反省です。

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