首都ベルン散策

ベルンはスイスの首都とは言いながら、人口ではスイス第5の都市だそうです。因みに1番はチューリッヒで、ジュネーブ、バーゼル、ローザンヌと続きます。

まず、インフォメーションで観光地図とバス路線図をもらいました。スタッフの若い女性は、私達を日本人と認識してくれてたどたどしいながら日本語で対応してくれました。うれしくて「日本語お上手ですね」と褒めると「マダマダデス」と恥かしそうに微笑みました。

駅前は古都のイメージとはちょっと違う近代的な空間で、バスやトラムの発着場には沢山の人が行き交っていました。

 

スイスはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語と公式言語が4つあり、その中ではドイツ語を話す人が多いということです。英語は若い人の方が聴き取ってくれるので、道を聞くときはそれらしい人を探します。

教えてもらった番号のバスでまずは「バラ園」へ。

バラ園は規模はそう大きくはありませんが、湾曲したアーレ川に囲まれた市街を見渡せる丘の上にあって、吹き渡る風は心地よいものでした。

 

快晴で暑いくらいの強い陽射しのなか、日曜日ということもあって観光客だけでなく市民と思われる家族連れで賑わっていました。

  

  

 

 

  

  

 

  

 

 

次は「熊園」へ。「ベルン」の名はこの街を築いたツェーリンゲン公が狩りで熊をしとめたことからだそうで、熊はベルンのシンボルとなっています。しかし、アーレ川のほとりの広くないところに数頭の熊がいるだけの何だか拍子抜けする風景でした。

 

石畳の旧市街の建物には道路に向けて地下室への入り口があり興味を惹かれました。写真の左側の建物にも斜めになった入り口が二つ見えます。スイスでは「核シェルター」設置が義務付けられているそうなので、それかしらと想像しましたが、当たっているでしょうか。

また道の中央に噴水がみえますが、こういう噴水がベルンには100箇所もあるそうです。

 

大聖堂のファサードは美しく見応えがあります。

 

世界遺産の旧市街の石畳の道の中心にある時計塔です。毎時56分に仕掛けが動き、それを目当てに多くの人が集まっています。

 

 

アインシュタインが「相対性理論」などを執筆したという家が公開されています。下の写真の真ん中の建物の入り口に赤い字で表示されています。当日は休館で中は見られませんでした。

 

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3089Mゴルナーグラート展望台へ

本日は今回の旅行のメインイベントの日です。

しかし、如何せんお天気が思わしくありません。

もしかしたら、雲の切れ間から期待のマッターホルンが見えるかもしれないという僅かな期待を胸に、ゴルナーグラート登山電車に乗りこみます。30分ほどで頂上駅に到着。

駅前広場には、観光客と一緒に写真に納まるという役目の「セントバーナード犬」が数頭屯していました。大きな体に愛嬌のある顔、性格は温和なようでゥワンと低い声で吠える様子は以前から私の憧れです。

 

続々と電車で団体客も到着し雲の切れ目を待ちますが、たまに雲が流れてもカメラを向けるともう隠れてしまうという、聞きしに勝る気まぐれな山の天気です。

雪に足をとられながら上の展望台に行ったりショップを覗いたりしながら待つこと3時間。雲が切れました!

 

左はヨーロッパアルプス第2の高峰モンテ・ローザ(4634M)右はリスカム(4527M)その間を流れるグレンツ氷河。この写真では写っていせんが、モンテ・ローザの左側にゴルナー氷河が見えます。山の美しさもさることながら、水の流れを感じさせる氷河のうねりに大感動です。

お天気が良ければここローテンボーデンからリッフェルベルクまでハイキングして、リッフェル湖に映る「逆さマーッターホルン」を楽しみにしていましたが、視界が悪い状態で止む無く断念しました。

 

ツェルマットに戻り「マッターホルン博物館」を見学。日本人用のパンフレットやジオラマも日本語解説があるなど日本人観光客の多さがわかります。

 

ホテルのテラスからマッターホルンの方向をずっと眺めていましたが、雲が晴れることはなく本当に残念です。中央に三角の峰が二つ見えるそのすぐ右にうっすらと見えるのがマッター・ホルン(4478M)です。

 

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