2日目 キンデルダイクへ

オランダと言ったら「風車」は外せないでしょう。というわけで私たちの弥次喜多道中でも世界遺産となっている「キンデルダイク風車網」に向かいました。

デルフトから列車で15分ロッテルダムCSで乗り換えてまた10分ロッテルダムロンバーダイン駅で下車です。そこから90番のバスが行くはずですが、はじめにやってきたバスはキンデルダイクには行かないというのです。90番は2系統あってユトレヒト行きに乗らなくてはならないとわかりました。30分待ってやってきたバスに無事乗って45分、やっと到着です。

風車はもともとは海抜0メートル地帯の排水のためだったそうで、大きくて頑丈な作りです、牧歌的な風景とは裏腹に当時のオランダの厳しい生活を想像できます。

時代の流れと共に、ここのように多くの風車が残っているところはなくなったそうです。

帰りは・・・事件でした。やってきたバスがロッテルダム行きだったので、ロッテルダムロンバーダインで降りず終点まで行きました。しかしそこはロッテルダムCSではなく、地下鉄のロッテルダム何とかという駅だったのです。アムステルダムにもアムステルダム何とかという駅がいくつもありました。

そこからロッテルダムCSに辿りつくまでの苦労はとてもここには書けません。 

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魅惑的なディスタント・ドラムス

先日久しぶりに京成バラ園に出かけました。薔薇園の春の薔薇はもう終わりに近くなっていましたが、それでも十分に美しくて満ち足りた気分になりました。そしてショップでやっぱり薔薇の苗を買ってしまいました。植えるところがないから絶対買わないと心に決めていたのに・・・。

帰りに八千代のジョイフル本田に寄って薔薇を見てまたまた買ってしまいました。蕾を持っていたその大苗の薔薇が花を開きました。何とも魅惑的な色合いです。芯の近くはアプリコットに近いベージュ外側に向けて濃いめのピンクのグラデーション。香りは僅かながら少し波打った花弁が柔らかい雰囲気をかもし出しています。

 

1985 アメリカ ウイークスローズ

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2日目(6月7日木曜日) デルフトへ

アムステルダム駅前広場に面したホテルの横の道は繁華街に通じる通路らしく明け方まで足音や話し声で余り寝られず、ぼーっとした頭で2日目を迎えました。通常ならまずはアムステルダム市内観光でしょうが、翌日金曜日が美術館の開館時間が長い日なので時間を有効に使うために日程を変えました。

8時少し前にアムステルダムを発ち約1時間でデルフトに降り立ちました。オランダの道路は余り広くなく、またフラットな地形なので自転車が大活躍です。デルフトの駅前にも広い駐輪場がありました。

 

デルフトはフェルメールが暮らした街です。

寡作な彼の作品のひとつ「デルフトの眺望」の舞台となった場所に行ってみました。ここに彼が佇んだのかと思うと、特別な場所のように思えます。

 

 フェルメールの作品と比べてみます。

 

 次は「デルフト焼き」の工房「ロイヤル・デルフト」を訪ねます。

白地にデルフトブルーと呼ばれる青色の文様が特徴で、オランダ王室御用達の陶器です。ブルーは美しいものですが、ウエッジウッドやマイセンに比べると焼きは柔らかい感じです。土の成分が違うためでしょう。

 

この工房にはかの有名なレンブラントの「夜警」を実物大で焼いた陶器の「夜警」が展示されています。レンブラントの作品は後日国立美術館で観る予定です。

  

工房からデルフト駅に向かう道で珍しい風景に出会いました。運河が縦横に走るオランダは、物資を船で運ぶのでその通行の際には橋が開閉するのです。写真は橋が90度回転して船を通している所です。 

 ここではありませんが、橋が中央から二つに割れて跳ね上がる橋も見ました。

船が通り過ぎる間車の通行は止められますが、その時間は赤信号10回待ちより長いのです。でもみんなじっと待っています。車の数が少ないからできることかもしれません。

デルフトでの最後の訪問は「フェルメールセンター」です。フェルメールが残した37作品が時代順にパネルで展示されていて本物ではないながら興味深く見学しました。

 

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1日目 残照のアムステルダム

11:40スカンジナビア航空でナリタを発ち、デンマークコペンハーゲンを経て19:36オランダスキポール空港に到着。乗り継ぎ時間を含めて凡そ15時間の行程でした。

空港から鉄道で20分弱アムステルダムセントラルステーションへ。20:30頃ですが、まだまだ日は暮れそうにありません、

アムステルダムCSは東京駅のモデルになったそうですが、赤レンガの外壁は確かに同じようです。 

駅前をトラムが走っていますが、1輌が随分短いのです。

 

翌日以降トラムに乗ってみますと、軌道は鋭角に曲がるカーブが少なくありません。車輌が短いのはその所為かと想像しました。

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