2日目(6月7日木曜日) デルフトへ

アムステルダム駅前広場に面したホテルの横の道は繁華街に通じる通路らしく明け方まで足音や話し声で余り寝られず、ぼーっとした頭で2日目を迎えました。通常ならまずはアムステルダム市内観光でしょうが、翌日金曜日が美術館の開館時間が長い日なので時間を有効に使うために日程を変えました。

8時少し前にアムステルダムを発ち約1時間でデルフトに降り立ちました。オランダの道路は余り広くなく、またフラットな地形なので自転車が大活躍です。デルフトの駅前にも広い駐輪場がありました。

 

デルフトはフェルメールが暮らした街です。

寡作な彼の作品のひとつ「デルフトの眺望」の舞台となった場所に行ってみました。ここに彼が佇んだのかと思うと、特別な場所のように思えます。

 

 フェルメールの作品と比べてみます。

 

 次は「デルフト焼き」の工房「ロイヤル・デルフト」を訪ねます。

白地にデルフトブルーと呼ばれる青色の文様が特徴で、オランダ王室御用達の陶器です。ブルーは美しいものですが、ウエッジウッドやマイセンに比べると焼きは柔らかい感じです。土の成分が違うためでしょう。

 

この工房にはかの有名なレンブラントの「夜警」を実物大で焼いた陶器の「夜警」が展示されています。レンブラントの作品は後日国立美術館で観る予定です。

  

工房からデルフト駅に向かう道で珍しい風景に出会いました。運河が縦横に走るオランダは、物資を船で運ぶのでその通行の際には橋が開閉するのです。写真は橋が90度回転して船を通している所です。 

 ここではありませんが、橋が中央から二つに割れて跳ね上がる橋も見ました。

船が通り過ぎる間車の通行は止められますが、その時間は赤信号10回待ちより長いのです。でもみんなじっと待っています。車の数が少ないからできることかもしれません。

デルフトでの最後の訪問は「フェルメールセンター」です。フェルメールが残した37作品が時代順にパネルで展示されていて本物ではないながら興味深く見学しました。

 

Travel,2012/06 ベネルクス このページの一番上へ

コメント

  • anneさん、こんにちは。

    オランダは、自転車人口が多くて実際びっくりしました。
    私も、橋の開閉に遭遇し、バスは足止めをされました。
    団体旅行とは違う濃密で楽しい旅の様子が伝わってきます。
    デルフトの眺望の場所は、絵と雰囲気が似ていて、驚いたことを思い出しました。

  • アンさん コメントありがとうございます。
    アンさんの旅行記を読み直してみると、やはりデルフトとキンデルダイクは同じ日に周られたようですね。距離的には近いようなので、専用のバスで周るのは効率的で時間を有効に使えますよね。そういうところはツアーの良さだと思います。
    ロイヤルデルフトでは日本のツアーの方たちと出会いました。ここは外せない場所と思うのはみんな一緒ですね。

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