冬薔薇 ふゆそうび
冬薔薇 あかく咲かんと 黒みもつ 細見綾子
冬の薔薇は蕾がほころぶまで長い時間がかかります。低温の空気の中で蕾に花を開くエネルギーを溜めてから開く、その溜まったエネルギーが蕾を常の色よりも濃い色にしているという感じがします。この俳句の、赤薔薇の蕾が黒味がかった赤に見えるというのはよく観察していますし、薔薇の生命力を巧みに表現していると思います。
マリア・テレジアはピンクの薔薇ですが、ころんとした蕾は溜め込んだエネルギーで赤に近い濃いピンクにみえます。

冬薔薇 あかく咲かんと 黒みもつ 細見綾子
冬の薔薇は蕾がほころぶまで長い時間がかかります。低温の空気の中で蕾に花を開くエネルギーを溜めてから開く、その溜まったエネルギーが蕾を常の色よりも濃い色にしているという感じがします。この俳句の、赤薔薇の蕾が黒味がかった赤に見えるというのはよく観察していますし、薔薇の生命力を巧みに表現していると思います。
マリア・テレジアはピンクの薔薇ですが、ころんとした蕾は溜め込んだエネルギーで赤に近い濃いピンクにみえます。
暮れの寒風の中で今年も越前水仙が咲きました。別名「雪中花」と呼ぶそうですが、寒さの中で薫り高く咲くその凛とした姿は素敵です。
越前海岸に群生している景色を見たいものだと思いながらまだ果たせません。
12月も終盤のこの寒空にまだ咲いてくれる薔薇。中心はオレンジがかった濃いクリーム色で、外側にいくにつれてピンクがかりやがて薄いピンクに変わっていくというこのグラデーションの美しさは何と表現したら良いのでしょうか。しかも花弁は波打ち香りも魅惑的です。
「微妙」というのは作今「ビミョー」などといって否定的に用いられていますが、本来は「美しさや味わいがなんとも言えず優れているさま」なのですよね。
標高583メートルの蓑山頂上の「美の山公園」からの景観です。今回は車での簡単登山でした。お天気は申し分なかったのですが、ガスがかかって残念ながら富士山は見えませんでした。
お隣の山のゴルフコースが見えました.
20年以上前に私が初めて手に入れたウェッジウッドは「ワイルドストロベリーシリーズ」のティーカップ2客でした。カップとソーサーに描かれた花や実、葉やつるを飽きずに眺めていたものです。それから数年後園芸店でワイルドストロベリーの苗を見つけて薔薇の傍に植えました。
それほど思い入れがあった苗なのに大変丈夫で殖え続けるので放置していました。この度花壇の模様替えを機会に鉢上げしこれはその一部です。
この寒空にも拘らず花をつけていますから間もなく実も結ぶでしょう。これが「ワイルド」の由縁でしょうが健気なものです。