シュウメイギク 秋の風に揺れて

シュウメイギクはコスモスと共に秋の庭のイメージにぴったり合うように思います。尤もコスモスは改良されて花の時期が調節できるようになり季節感はやや薄れました。

夏の終わりに花の少なくなった庭にひっそりと咲く繊細なイメージがありますが、なかなか逞しくて根づけばあちこちから芽を出し、沢山の花をつけます。この白の一重は最も丈夫だそうです。

花びらのように見えるのは萼片で、花弁は退化しています。

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堂々 アンドレ・ル・ノートル

今年の春の終わりに数本の新苗を入れましたが、そのうちの一つ「アンドレ・ル・ノートル」が開花しました。

蕾は柔らかなサーモンピンク、底がいくらか杏色がかっています。

開きかかると濃厚な香りと共にピンクが濃くなりました。

爽やかな秋空の下満開になり、中心の杏色が濃くなってその花径は10cm以上に及ぶ堂々としたハイブリッドティーです。分類は半剣弁ロゼット咲きでいくらかアンティークタッチに見えます。

アンドレ・ル・ノートルとは17世紀のフランスの造園家で、かのヴェルサイユ宮殿の設計者として知られています。

アンドレ・ル・ノートルが設計した庭といえば、2009年に訪れたスエーデンのドロットニングホルム宮殿を思い出します。

2001年 フランス メイアン

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季節が巡って

猛暑の夏も涼風が立つ頃には何だか懐かしくなるのはおかしなものです。

庭の草むしりでもしようかという気持ちにもなり、隅の方に行ってみると微かな香りがします。

銀木犀の花がひっそりと咲いています。

オレンジ色の花で強い香りがする金木犀とはやや趣を異にしている銀木犀。花はクリーム色で花数は少なく香りも仄かです。金木犀は実はこの地味な銀木犀の変種だというのはちょっとした驚きです。

そして花の傍で幾つかのせみの抜け殻を発見しました。この殻の主はもう命を落としていることでしょう。植物も動物も自然の中で季節の流れに従っているのだと感じます。

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