9日目 ナリタ到着
午前中にナリタ空港に無事到着です。隣が空席で楽な体勢がとれよく眠れました。
今回はTGVの座席指定の予約は必須でしたのでそのついでに他の予約もしていきました。しかしその予約が日程を縛ることになることがあり、これは反省点です。昔現役だった頃忙しかったので旅行社に大まかに列車とホテルの手配だけしてもらって、あとは現地での気分次第で動いていた頃を思い出します。

アンモナイトとモネの庭ー悪天候に祟られた旅
午前中にナリタ空港に無事到着です。隣が空席で楽な体勢がとれよく眠れました。
今回はTGVの座席指定の予約は必須でしたのでそのついでに他の予約もしていきました。しかしその予約が日程を縛ることになることがあり、これは反省点です。昔現役だった頃忙しかったので旅行社に大まかに列車とホテルの手配だけしてもらって、あとは現地での気分次第で動いていた頃を思い出します。
3泊お世話になったホテルの窓から道路を隔てた「パリ・ガリュ・ドゥ・ノール駅」です。1865年に完成、その後何度か増改築を経て現在に至りますが、堂々とした佇まいです。
RERのB線でシャルル・ドゴール空港に直行し、10:45フランスを後にしました。
前回2007年のフランス旅行で、計画に入れながら行かれなかった「モネの家」を訪ねます。あの時はスタートのパリサンラザール駅でパスポートの提示を求められホテルに取りに戻ったり、エトルタの岸壁の最寄り駅プレオテ・ブーズヴィルで通っているはずのバスの停留所が見つからず仕方なく呼んだタクシーがなかなかやってこなかったりで時間のロスが大きく、その日に予定していた「モネの家」を訪ねることを諦めたのでした。その代わり帰途予定していなかったルーアンで下車、モネが描いた「ルーアン大聖堂」を見ることができたのですが。
パリ北駅と接続しているRERマジェンタ駅から出発し、8:19パリサンラザール駅発の列車に乗り1時間弱でヴェルノンに到着しました。
このヴェルノン駅の待合室で、「モネの家」のあるジヴェルニー行きのバスを待ちました。バス乗車は15分ほどで短いのですが、なかなかやってこなくて折角の早起きが無駄になった感じです。
駅前にはこんなかわいい乗り物もありました。
やっと来たバスの最前列に座って、いよいよだなと気持ちが弾みます。
ジヴェルニーに到着して「モネの家」まで10分ほど歩きます。道沿いに並ぶ村の家々も草花で彩られ散策も楽しい道です。
「モネの家」に到着です。観光客の対応で受付が混雑して列ができていました。
わくわくしながら入場しました。まずは有名な「睡蓮」の池に向かいます。
池を一周して睡蓮を眺めます。パリのオランジュ美術館の壁面を埋め尽くした何枚もの大きな睡蓮の絵を思い出しながら眺める睡蓮の池は感慨があります。
池の周辺にはさまざまな植物が一見無造作に植えられているようですが、全体で調和し心和む風景です。
モネが暮らした家が保存され公開されています。この家も広い庭と調和している印象です。
内部は観光客で溢れ、やはり人気の観光地であるようです。
モネの家のリビングルーム。窓を額縁として外の風景はまるで絵のようです。モネが生前ここで寛いでいる写真が展示されていました。
ベッドルームです。モネの絵の雰囲気と通じるものがあるように感じました。
浮世絵にも興味があったようで親近感を感じます。
家の中からモネはこの風景を楽しんだことでしょう。
肝心なアトリエの写真がないのに気づきました。公開していなかったのかそれとも撮り忘れたのかもはっきりしません。
事前の計画ではちょっと無理してこの後フォンテーヌ・ブローを、その後ロダン美術館を訪ねることになっていました。もう訪ねることがないのではと思うとついつい欲張ってしまいます。でも時間が押してしまったことや体調が芳しくないこともあって両方ともパスです。
この日は ドイツとの国境に近いアルザス地方を訪ねます。
目的地コルマールはパリから北へざっと500kmTGVで3時間の旅になります。ゆっくりするなら1泊するのがベストでしょうが、このところ荷物移動はなるべく避けたいという思いからパリから日帰りということにしました。早朝のスタートに備えてアルザス地方への始発駅パリ東駅近くのホテルを選びました。
コルマールは最近コロンバージュ(木組みの家)の街として話題になっています。
駅を降りるとすぐにこういう風景に出会いわくわくします。観光地といってもそんなに人が多いわけではなくのんびりと散策しました。
この家は16世紀に建てられた「プフィスタの家」で「ハウルの動く家」のモデルになったということです。ここは流石に観光客が多く写真を撮っていました。
こんな風景を見ながらぶらぶら歩いていると川沿いに木組みの家が並ぶ「プチットヴィニーズ」の地区に入りました。ヴェニスに似ているところからの命名らしいですが、うーん。ちょっと違うような感じがしますがここはまたここで美しいです。
木組みの家を堪能し、次はパリへの帰途ストラスブールに立ち寄ります。
ストラスブールはライン川の水運で栄え、今もEU本会議場を持つ都市です。
街をぶらぶら散策します。ここもアルザス地方の木組みの家が多く雰囲気のある街並みです。この辺りは「プチットフランス」といわれ世界遺産に登録されています。
これは「ストラスブール大聖堂」です。
高さ142mの尖塔を持つカトリックの大聖堂11世紀に、着工から完成まで424年もの年月をかけて建設された建物は「石のレース編み」と表現される透かし模様の細工やバラ窓など、繊細な美しさを誇っています。 TABIPPO.NETより
写真がうまく撮れていませんが、内部のステンドグラスは大変美しく見とれてしまいました。
大聖堂の前の広場に観光客相手の可愛い乗り物が止まっていたので乗ってみることにしました。
後で調べたところによるとこれは「ヴォーバンダム」屋根つきの橋で元々は要塞だったそうです。
グーテンベルクの銅像です。回転木馬の隣でなんだか居心地が良くなさそうです。
急ぎ足で二つの街を観て、9時前にパリのホテルに戻りました。
リヨンに思いを残しながら早朝タクシーでリヨン・パルデュー駅へ移動、7:34TGVでパリリヨン駅に向かいます。ホテルに直行するならば別の駅ですが、パリリヨン駅着の方がその後の観光には時間のロスがありません。パリリヨン駅から歩いてオステルリッツ駅に行きRERでエッフェル塔を目指すつもりでした。暇に任せてアクセスを細かく調べていったのに、なんとRER線が動いていません。仕方ないのでメトロで移動、遠い道のりを歩くことになってしまいました。
高さは324メートルと東京タワーより少し低いですが、広い公園を従えているためその全容を見られなかなかのものです。
1日の入場者数は2万人年間700万人で、有料の大きなエレベーターを待つ長い行列ができていました。エッフェル塔のチケットも日本で入手して行ったのですが、時間指定があるため行動が制約されるのは否めません。
展望台では強い風が吹き、飛ばされそうです。セーヌ川を挟んで対岸にシャイヨー宮が見えます。
世界の観光地を見た!と言う感じで引き上げました。
再びオステルリッツ駅に戻り、ホテルのあるパリ北駅に向かいます。ここは駅の構内ですが、ピアノを弾いているのは乗客です。かわりがわり数人がピアノに向かっていました。日本では見かけない風景です。
チェックイン後モンマルトルを散策する予定でしたが、時間が押してしまった上疲労もあり取りやめです。