現地10日目 スノードニア&カーナヴォン (バンゴール泊)
前日からの雨模様。寒い。気温8度。山は無理かとも思われたが、駄目ならだめであきらめる覚悟のもとバンゴールのバスターミナルから№85のバスでスノードン登山鉄道の始発駅スランベリスに向かう。スランベリスもやっぱり雨である。しかし登山鉄道は稼動していた。
10:00発の登山鉄道に乗る。観光目的で100年前に開業したそうだ。ジーゼルと蒸気の両方が走っていてどちらにあたるかは運次第。登り進行方向右が谷側。日本にはないU字谷だそうで深い谷でありながら視界が開けている。標高800メートルであるが、イングランド、ウェールズでは一番高い山だそうだ。
頂上駅は雲の中、ホットチョコレートで暖をとる。乗り合わせた乗客の中に静岡からの家族あり、下山途中の駅で下車、歩いて下っていった。そんな気持ちにさせるような山だった。
スランベリスからバスでバンゴールに一旦戻り、再びバスでカーナヴォン城を目指す。30分ほどで到着。
ここカーナヴォン城はUKの皇太子の戴冠式が行われる場所。中庭にセレモニー用の円形のステージが設けられている。城内にはチャールズと若き日のエリザベスⅡのにこやかな写真が展示されていた。建てられた当時のままの城内を歩く。歩哨のタワーは階段が狭く急でしかも磨り減っている。強い風に吹き飛ばされそうだった。