やっと一人前 セントセシリア

数年前に何種類か新しい薔薇を入れた時このセントセシリアも一緒でした。他の薔薇は既に大きな株になっているのですが、この薔薇はやっと幾つかの蕾をつける株に成長しました。

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薄いピンクにわずかにアプリコットが入り、咲き進むとアイボリーのような色合いになります。ソフトな花色とは少々そぐわない感じの濃厚な強い香りは非常に魅惑的です。命名は音楽の守護神となっているキリスト教の殉教者の名前から。

強い香りは「ミルラ」とよばれていますが、ミルラを調べてみると「没薬」(モツヤク)のこととあります。この没薬は遠い時代エジプトでミイラをつくるときの防腐剤香薫剤として使われたそうです。

1987年 イギリス デヴィッド・オースチン

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コメント

  • anneさん、こんにちは。

    また私の好きなタイプのバラがさきました。
    色合いが素晴らしいですね~ ピンク色にアプリコット、この色の組み合わせが大好きです。
    没薬のような強い香りがあるそうですが、色から想像するとほのかな優しい香りだと思います。

  • アンさん こんばんは。
    コメントありがとうございます。

    セントセシリアに限らず、アプリコットとピンクのグラデーションの薔薇の色は本当に魅力的で見ていて飽きません。アンさんもお好きなのですね。
    薔薇の香りは幾つかに分類されています。ダマスク、フルーティ、スパイシー、ティー、ミルラなどです。このセントセシリアはミルラ香の薔薇の代表的な品種のようです。ミイラの香薫剤に使われたというのはいささか気味が悪いですが、ミイラはミルラがなまったという説もあるらしいです。そういうことを踏まえてこの薔薇を鑑賞すると妖しさを感じます。

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