薔薇はその花の形、花弁の艶、香り、華やかな雰囲気から花のクィーンと言えるのではないでしょうか。蕾が開き始める時に花弁が作るスパイラルの美しさには心を奪われます。

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最後の薔薇たち

薔薇の冬剪定の適期を迎えました。来シーズンに美しい花を見るために寒肥と共に欠かせない作業です。今年は真冬にも葉を落とさず蕾をつけ花を開く薔薇がいくつもありました、しかしさすがに寒さに身を縮めていて色も冴えているとは言えません。ご苦労様と声をかけてやり、今日の剪定で室内に移しました。

       

こちらは蕾か固くて咲いてくれるかどうか心配です。

       

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固く閉じた蕾 チャールズ・レニー・マッキントッシュ

寒に入った日々も冷たい空気の中、冬枯れの庭に出て毎日薔薇を眺めています。まだがんばって咲いている花は本日は2輪です。

チャールズ・レニー・マッキントッシュは1ヶ月ほど前に小さな蕾を発見、以来蕾は少しづつ大きくなってやっと色をつけてくれました。木が休眠に入るので蕾は取ったほうが良いのでしょうが、未だ花を見ていないのでどんな花なのか見たくて。藤色がかったピンクからライラック色に変化するそうなので楽しみなのです。花を見られる迄まだ大分かかりそうですが。

     

因みにチャールズ・レニー・マッキントッシュはWikipediaによると「スコットランドの建築家・デザイナー・画家・アーツ&クラフツ運動提唱者・スコットランドに於けるアールヌーヴォーの提唱者」とあります。

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冬薔薇 ふゆそうび

   冬薔薇 あかく咲かんと 黒みもつ      細見綾子

冬の薔薇は蕾がほころぶまで長い時間がかかります。低温の空気の中で蕾に花を開くエネルギーを溜めてから開く、その溜まったエネルギーが蕾を常の色よりも濃い色にしているという感じがします。この俳句の、赤薔薇の蕾が黒味がかった赤に見えるというのはよく観察していますし、薔薇の生命力を巧みに表現していると思います。

マリア・テレジアはピンクの薔薇ですが、ころんとした蕾は溜め込んだエネルギーで赤に近い濃いピンクにみえます。

     

     

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この微妙な色合い テレトン

     

12月も終盤のこの寒空にまだ咲いてくれる薔薇。中心はオレンジがかった濃いクリーム色で、外側にいくにつれてピンクがかりやがて薄いピンクに変わっていくというこのグラデーションの美しさは何と表現したら良いのでしょうか。しかも花弁は波打ち香りも魅惑的です。

「微妙」というのは作今「ビミョー」などといって否定的に用いられていますが、本来は「美しさや味わいがなんとも言えず優れているさま」なのですよね。

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初冬のダークレディ

     

ひんやりした空気の中で今年最後の花を開いたダークレディは春の花よりは深い色あいです。みごとなロゼット咲きで一際目をひきます。

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