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The plane has gone

帰国日にモントリオールからトロントに移動する国内便は なぜか1時間も遅れて離陸しました。トロントでの乗り継ぎは時間の余裕があまりなくてやきもきしました。

案の定トロントに着いたときは、出発1時間前はとうに切っていました。パニックです。

国内便のターミナルと国際便のターミナルはバスでの移動ですが、こういうときに限ってバスが来ません。あたふたして、やっと見つけたタクシーに乗車したはいいものの、今度は持ち合わせの現地通貨が足りずにカードで支払い、そんなこんなで空港内を走りました。

エアカナダの女性係員は無情にも「The plane has gone」とにべもない態度です。この言葉は忘れようにも忘れられません。このとき中から男性の係員が出てきたので、二人で知っている限りの単語を並べて、自分たちが原因で乗り遅れたのではないことを訴えました。必死です。

何とかわかってくれたようで、ホテルの利用券と食事券、洗面具を渡してくれてホテルへの送迎車の発着場所を教えてくれました。

空港近くのホテルで1泊してから帰国しましたが、それ以来現地通貨は使い切ってしまわないことや、乗り継ぎ便は十分な乗り継ぎ時間がある便をとるようになりました。

モントリオール オリンピックメインスタジアムへ 

1976年のオリンピック開催中にTVで毎日のように見ていたスタジアムへ行きました。当時あの空に向かってそそり立ったモニュメントのようなものは大変印象的でした。

あの内部はレールが敷かれて、ちょうど山に登るケーブルカーのような乗り物で展望台に上がれるようになっていました。

後で知ったことですが、モントリオール市はオリンピックのために膨大な赤字を計上して、その穴埋めに何年も税金が使われたということです。

市内散策のとき、美術館で「ピカソ展」に出会い鑑賞したのも思い出に残ります。

アンの世界 プリンスエドワード島

思えば数十年前に親から与えられた講談社の少年少女文庫「赤毛のアン」は、村岡花子さんがその後翻訳を重ねて出版されてきた赤毛のアンシリーズの第1巻でした。

成人してからその後のアンも読みましたが、なんと言っても最初に読んだ時の鮮烈な感動を超えるものはありません。

プリンスエドワード島が世界地図のどの辺にあるのかも知らなかった少女の頃、アンの舞台に行くことができるなんて思ってもいませんでした。海外旅行なんて夢の世界だった頃です。

グリーンゲイブルズは、作者モンゴメリーのいとこの家がモデルになったといわれていて、公開されていました。その家の周辺は作中の雰囲気を伝えるものがあり、なんだか懐かしさを覚えました。

カナダの中のフランス ケベック

ケベックは17世紀初めにフランス人が入植したので、今もカナダの他の地域とは違った文化圏だということです。レストランもメニューはフランス語でした。

街はセント・ローレンス川沿いの割と高低差のある一帯に広がっていて、落ち着いた良い雰囲気でした。セント・ローレンス川の川沿いの遊歩道には英仏戦争の際に設けられた砲台が大砲ごと残っていて、往時を偲ばせます。またこれを撤去しないケベック人の誇りのようなものを感じます。

高台に上ると眼下に街が見渡せて、遠くに「シャトー・フロントナック」が見えています。「シャトー・フロントナック」の広い前庭には観光客が群がっていました。私たちもその仲間でした。

びしょぬれ ナイアガラフォールズ

トロントの空港から120キロのナイアガラまで車で延々2時間近くかかります。ドライバーは一生懸命説明してくれますが何しろ英語なので、半分も理解できず・・・申し訳ありませんでした。

ナイアガラフォールズはアメリカ滝カナダ滝とあわせてその幅なんと900メートルを超えます。落差は60メートルを切るそうですが、迫力は凄いです。滝というと、日光の華厳の滝を思い出しますが、ナイアガラを見ると、同じ「滝」とは思えません。ホテルの窓から何時間見ていても飽きません。

遊覧船「霧の乙女号」で滝つぼまで行けますが、乗るとビニールのレインコートのようなものが配給されます。なんでこんなものが?と思いましたが、その答えはすぐにわかりました。

滝つぼに近づくと水しぶきで何も見えなくなります。それくらいですからそのままだったらすぐに服が濡れてしまうでしょう。船では水色のレインコート、写真の黄色は滝つぼの裏側に廻るツアーの時に配給されました。

ナイアガラフォールズは年間1メートルづつ侵食されて後退していたそうですが、そのままではエリー湖に埋没してしまうので1世紀かけて研究の結果今は、1年で3センチの侵食に留まってるということです。

ナイアガラ川はあめりかとカナダの国境なので、橋を渡れば、アメリカです。パスポートを持ってアメリカに入国してきました。

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