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現地7日目 ゲーテとシラーの街ワイマール(フランクフルト泊)

中学か高校で聴いたことがあった「ワイマール憲法」。フランクフルトへの途上でどこか寄れるところを探した時目に止まった、それだけの理由で立ち寄った街。9:55ドレスデン発ICE1650 12:06着

駅のコインロッカーに荷物を押し込んで駅前に出るが曇天の中、閑散としている。駅前からまっすぐにのびた緩やかな下り坂を南に歩き、マルクト広場へ。途中濃いピンクの公衆電話から日本へ電話、カードを差込み日本の国番号82のあと市外局番の0をとった番号からダイヤルする。国内と同じようにすぐに繋がり感激した。1回目は番号違いで知らない家にかかっちゃったのは×だったけど。

ゲーテやシラーが住んだ街だそうで二人が並んで立つ像の前で証拠写真を。マルクト広場周辺は中心街で観光客が流石に多い。ゲーテハウスシラーハウスまで行くが中の見学はパス。二人ともいつもの熱意がありません。実は連日の行脚で足が悲鳴をあげていました。

帰る道で化石を販売している店があり、アンモナイトの化石を購入。オリジナル!、さすが本場。ペーパーウエイトに使える。

帰途ワイマールからICE1640 に乗るつもりがICE1546に乗り危うく南駅や空港駅に行くところだった。途中で気づきFuldaで乗り換えたが近郊線のためか混んでいて1等車まで辿りつけず。フランクフルトが近づくにつれ白樺の林が多くなり間伐材が薪として束ねられている。ピルニッツのホテルのダイニングでも薪が焚かれていたっけ。

フランクフルトのホテルはネットで検索した地図と違っていてうろうろしたが、見知らぬ現地のおじさんが連れて行ってくれたのです。

現地6日目 世界のマイセンへ(ピルニッツ泊)

前日の夕方期待の古城ホテルに辿り着き、疲れた体に鞭打ってピルニッチ宮殿の庭やエルベ川のほとりを散策しつつ周辺偵察。前日に立てた計画通りに行動開始。

マイセンへは船便もあるが時間がかかるので列車を利用、対岸へはフェリーで渡る。矢切の渡しくらいの川幅にフェリーとは大げさな。車5~6台は乗れそうなのでやっぱりフェリーか。お客が来たら「おーい、船が出るぞー」みたいな運航。乗船約5分。

対岸からはバスで最寄の駅へ。ドレスデン経由マイセンへ。駅からエルベの橋を渡り旧市街へ15分歩いてマイセン磁器工場へ。近代的な大きな建物で観光客が多い。日本語のガイドを借り、20人位のグループで工場見学。ジャパニーズは我々のほかに中年の夫婦が一組。製造工程に従って工場内を周っていく。観光客向けの作業をする職人がいて手を動かしながら説明してくれる。絵付けの行程ではおなじみの絵柄もあり、何だかうれしい。

ここは公営のためか品質保持のためかB級品の販売はない。実はそれを期待していたのでがっかり。貧乏旅行者としては破格の大枚を投じて小さい絵皿を購入。この薔薇も一筆一筆あの職人が描いたと思えば愛着が湧くでしょう。

ピルニッツに戻ると土曜日の為か宮殿の庭を散策する人の姿があった。夕食は予約したホテルのディナーを。二人ともこの時のために準備した正装?でテーブルにつきいただいたのでした。 

 

 

現地5日目 エルベの宝石 ドレスデンへ(ピルニッツ泊)

4泊したホテルを8:45チェックアウト、9:00発のS8で空港へ。9:40空港着。第2ターミナルでまごまごしていたらルフトハンザの日本人現地スタッフが自動発券の方法をおしえてくれる。11:15 ミュンヘン空港発 LH―1070  2:15 ドレスデン空港着。予定通りのフライトでドレスデン着。

空港から市内までバスでの移動だが、チケットの買い方がわからず運転手に聞いたが彼はこちらの英語?を理解せず途方にくれる。乗客の中の東洋系の若者がみかねて面倒を見てくれました。ありがとう!渡る世間に鬼はなし。

20分の乗車で中央駅着、コインロッカーに荷物を置いて出陣です。プラガー通りからツヴィンガー宮殿へ。建物は18世紀に建てられたドイツ屈指のバロック建築で荘厳なものであり、内部の収集品も素晴らしい。陶磁器博物館は中国や日本の陶磁器それも大きいものが多く目を奪われる。もちろんマイセンのものも。5時にマイセンのカリヨンが奏でる鐘の音を聴いたが、焼物としての価値が勝るかも。

ドレスデン城内のザクセン王家のコレクションもまた素晴らしい。中でも5000個近くのダイヤが使われているという「ムガール帝国皇帝の宮殿」は凄い!宮殿に貢物をもってくる沢山の人々、それぞれが輿のようなものに乗り供を従えている。その情景が1M四方の箱庭のミニチュアで再現。うなりましたね。オパールの原石からくりぬいて作ったフラスコこれも桁外れ。指輪なら1000や2000は作れそう。

有名な「君主の行列」をチラッと見てブリュールのテラスへ。そこから聖母教会らしき建物を眺めて終了。多分20000歩近くは歩いたでしょう。

古城ピルニッツに併設されたホテルに向かう公共交通機関は複雑で自力で向かう余力なし。タクシーを使う。


         

現地4日目 ザルツブルグへ(ミュンヘン泊)

7:26発のIC161に乗り9:04ザルツブルグ着。駅構内のインフォメーションでザルツブルグカード購入。 中でジャパニーズのカップルにあう。なんだかほっとするなぁ。

街は復活祭にかかり商店のウインドウには彩色されたり金銀で装飾された卵が所狭しと並べられている。クリスマスツリーのようにもみの木に沢山の卵がぶら下がっていて壮観。また凝ったデザインの鉄のアングルに商店の看板が下がり、これもまた雰囲気のある街並みを飾る。

レジデンツまではケーブルカーで急な斜面を上っていく。町で一番の高台に建つレジデンツからザルツブルグの街が一望できる。帰りの道で、路上チェスをやっているおじさんをみた。大きな木製の駒を動かしてのゲーム。日本の縁台将棋のようなものかしら。

モーツァルトの生家は真黄っ黄。沢山の観光客で溢れていた。モーツァルトの肖像が描かれたチョコレートを二人で沢山買い込んだ。それにしてもガイド本やネットの情報にあった巨大スフレザルツブルグノッケールってどこで食べられるの?せっかく現地に来たというのに。

サウンドオブミュージックの舞台で有名なミラベル庭園へ。雪を頂いた山が見えていました。

 

 

現地3日目 始祖鳥のオリジナル化石を見にアイヒシュタットへ(ミュンヘン泊)

明日のお天気が怪しいらしいので日程変更。今一様子がわからないアイヒシュタットで降られるのはかなわんので。

きょうはレールパス不使用の日なのに忘れていて発車数分前に気がつきチケットを買いに駅構内を走る。ミュンヘン発7:30 アイヒシュタット駅へ。この駅はすぐ後ろが崖で何もない。

      

ここからアイヒシュタットの町まで2両編成の列車に乗って約10分、アイヒシュタットbhに到着。

     

インフォメーションを探しジュラ博物館を教えてもらう。

ジュラ博物館は小高い丘の上に建っている古い僧院に併設されていて、そこまでだらだら坂を上っていく。途中に博物館らしく動植物の説明のプレートが。

4月になっているというのに冷たい風が体を吹き抜けていく感じ。下着シャツセーターその上に防寒ジャケットを重ねてもなお寒い。鉛色の低い空から雪がパラパラと降ってきた。日本の厳寒期2月初旬頃にたまにこんな寒い日があるけれどそれもこのところの暖冬で忘れかけていた身に辛いこの寒さ・・・。

坂を登りきり古い僧院の建物へ。当時のままの石積みの真っ暗なトンネルの通路から中庭に出るとめざす博物館が。

     

始祖鳥のオリジナル化石を求めてたどり着いたジュラ博物館、相棒によると、小規模ながら充実しているとのこと。情報を集めるのに苦労したけれど期待に応えてくれてよかったよかった。始祖鳥の化石は立派なガラスケースに収まり弱い照明があてられていた。大きさはカラス位。

              

13:05アイヒシュタットbf発15:45ミュンヘン着。

夕方市内に繰り出して、6時にミュンヘン市庁舎のからくり人形を見物。

     

レストランで夕食を摂る。「おいしいビール」と注文してでてきたビールがこくがあっておいしい。ウエイターに銘柄を聞くと「ヘレス」と教えてくれた。

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