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満開 カサブランカ

カサブランカが満開になって強い香りが漂います。

 

ゆりには妖しい魅力がありますが、特にカサブランカは白がその魅力が際立っているように思えます。

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スパ(温泉)の語源となった街へ

ルクセンブルグを後にした私達は次なる目的地「スパ」に向かいます。

ドイツの保養地バーデンバーデンのスパで遊んだように、ここでもそれこそ本物のスパを体験しようと水着も持参してきました。

ルクセンブルグからベルギーに戻り2回の乗換えを経て、ドイツ国境に近いスパの街までは凡そ4時間の行程です、

乗換駅リエージュギーメンの駅はスタイリッシュなガラス張りでエスカレーターひとつとっても大変立派なものです。

      

スパに着いてすぐにインフォメーションに急ぎ10分ほどで到着、広場の向こうに温泉施設テルム・ド・スパに登る電車の線路が見えてわくわくです。

 

しかし、テルム・ド・スパは電車も含めて夏のシーズンに向けて整備中だということがわかりました。こうしてベルギーで温泉に入ろうという計画はあえなく潰えました。

相棒の奮闘に親切に対応してくれたインフォのお姉さんは私たちを気の毒に思ったのでしょう、観光タクシーの交渉をしてくれました。

山間の保養地の数箇所で湧く源泉を周ります。時折小雨の降るあいにくのお天気でしたが、森の中の整備された道路を行くドライブはマイナスイオンをたっぷり浴びる気持ちの良いものでした。

こちらでは古くから入浴と併せて「飲泉」の習慣が定着しているようです。

 

 

この飲泉所はホテルの建ち並ぶ一角にある立派な施設です。中央奥が飲泉所です。

飲んでみますとそう思って飲むからか少々舌に残るものがあったように思います。

泉質は鉄分が多いとドライバーが慣れない英語で一生懸命説明してくれました。

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6日目 6月11日(月) ルクセンブルグへ

ベネルクスというのはベルギーネーデルランドルクセンブルグの三国のことなので、この際ルクセンブルグも見ておかなくちゃと、私達はこの日早朝6:13ブリュッセル発のICに乗り込みました。何しろ3時間もかかるのです。お天気が悪くて気持ちが奮い立ちません。列車は変化の少ない牧草地帯を少しずつ登っていく感じでした。

 

9時過ぎにルクセンブルグ中央駅に到着です。首都駅ですがちょっとした地方都市の駅の感じです。ルクセンブルグは面積は神奈川県とおなじくらい人口は50万を少し超えるくらいですから納得です。

 

予定に従ってバスに乗り「ボックの砲台」に向かいます。

着いてみるとそこは断崖絶壁でなるほど地形を生かした要塞であったことがよくわかります。お天気が良ければすばらしい眺めでしょう。

 

18世紀にこの下に地下要塞が築かれ現在は観光地になっているのです。入場してみるとそこここに多分大砲を置いたであろう場所がありました。

 

ここに置かれた大砲はどこを狙っていたのでしょうか。

下の低地(グルント)をぐるっと散策といきたいところですが、この日日程が詰まっていた私達はそそくさとルクセンブルグを後にしました。

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5日目 ブリュージュへ

前日の夜ブリュッセルに移動してきた私達は、この日は朝からお天気が良かったことでブリュージュ行きを決めました。

ホテルはブリュッセル中央駅から階段を利用すれば5分足らずの好立地です。中央駅は首都の駅としては少々物足りないように感じます。

 

8:27のICに乗車、途中ゲントに停車し次はブリュージュです。約1時間で到着。

第一の目的である「カナルクルーズ」の乗船場所を探してちょっと歩き回ってしまいましたが、何とか辿りつきました。観光客でこみ合い、クルーズも団体用と個人用に分かれていて乗り場も違います。列に並んで順番を待ちました。絶好の観光日和です。

 

ぎっしりの乗客を乗せていよいよスタートです。

高さ122メートルの塔を持つ聖母教会が青空を背景にくっきりと見えます。

 

 運河に架かるたくさんの橋の下をくぐり抜けて船が進み、橋の上は観光客で溢れています。

 

白鳥が泳ぎ中洲には水鳥が羽を休めるのどかな風景です。

   

 

人形や花で飾られた窓辺は、私たち観光客を歓迎しているかのようです。

 

クルーズを楽しんだ後「メムリンク美術館」に向かいます。この美術館は12世紀に建てられた施療院の一部を利用したものだそうですが、相当古びています。しかし展示された宗教画にはふさわしいかもしれません。

ここには彼が描いたパネル画を貼り付けた「聖ウルスラの聖遺物箱」が展示されています。その描写の細かさには驚かされます。

ブルージュ駅に向かう帰途でワッフルを焼いている店があったので早速購入しました。ベルギーワッフルには2種類あって、これはもっちりとしてお腹にたまりそうな「リエージュワッフル」です。

 

ブルージュで思わぬ時間を取ってしまったので、次に行く予定のアントワープ、ノートルダム大聖堂の公開時間には間にあいそうにありません。でもまぁ行くだけは行きましょうということで15:05発の列車に乗車16:26アントワープ着。

アントワープ中央駅は100年以上前の建築で現在国の重要文化財に指定されているそうです。その作りのすばらしさには思わず見とれてしまいます。

 

 

ダイヤモンド取引の中心地であるので、駅前は宝石店が立ち並んでいます。

 

駅近くにあるはずの「ダイヤモンド博物館」に行くつもりでしたが、見当たりません。駅中のツーリストインフォメーションで尋ねると何と3週間前に閉鎖されたとのこと。駅前の再開発をしていましたのでその影響でしょうか。

ということでがっかりしてブリュッセルに戻りました。

アントワープには日を改めて挑戦することになります。

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4日目 シーボルト縁のライデンへ

前半のアムステルダム三泊の観光を終えて、次なる宿泊地ベルギーブリュッセルに向かいます。

この日はデン・ハーグのマウリッツハイス美術館でフェルメールの「真珠の耳飾の少女」を観るのを楽しみにしていたのです。しかし不運なことにそれは私たちとすれ違いに日本に貸し出されています。意気消沈してデン・ハーグ行きはカットです。

そして私たちが降り立ったのはライデンです。ライデンの駅は真新しく近代的な駅舎です。

 

しかし思わぬ伏兵が・・・。スーツケースを預けるコインロッカーが近代的過ぎて(?)手に負えません。いき会わせた日本人のご夫婦は諦めて去っていきましたが、私たちは粘って結局駅の係員に面倒をみてもらいました。

まず駅からすぐのナチュラリス(国立自然史博物館)に向かいます。

 

研究施設のような建物が続く間を抜けていきます。植木鉢が布やニットでディスプレイされているのが、コンクリートだらけの周囲の雰囲気を和らげています。ナチュラリスは一番奥で、外観は簡素な印象です。

 

新しい施設に豊富な資料が工夫されて展示されています。「トキ」がオランダの空を飛んでいました。

 

 

ライデンはシーボルトが晩年日本研究に励んだ街として知られています。彼が日本滞在中に集めた品々が展示されている「シーボルトハウス」に向かいました。シーボルトハウスはごく当たり前の建物で、私たちは通り過ぎてしまいました。地図を見ていた私たちに現地の女性が声をかけてくれて戻って案内してくれたのですが、その方も通り過ぎてしまうという本当に地味な建物です。

 

シーボルトはありとあらゆる物を持ち帰ったようです。

 

蒔絵の重箱、これは見事な細工でした。

 

江戸の地図、こういうものを集めたのでスパイの容疑をかけられたのかもしれません。

 

200年近く前の剥製がしっかりとした形を留めています。因みにこれはマンボウです。

   

彼が好きだったというアジサイの標本です。

シーボルトが日本の様子を日本の絵師に描かせていたという内容のレクチャーにちょっとだけ参加してきました。オランダ語は全く聞き取れませんが、映し出された資料と想像力で20パーセント位はわかったような気分になりました。。

中庭で銅像になっていたフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト氏。

 

道路沿いの民家の窓に、昭和天皇がライデンを訪問された時の写真が銅版に刻まれて飾ってありました。江戸時代から国交を結んでいたオランダと日本の友好関係を感じました。

次に向かったのはライデン大学です。ライデン大学は16世紀に創設されたオランダ最古の大学で、付属の植物園が目標です。シーボルトハウスから5分足らずすぐ近く、ここもまた入り口は見落としてしまいそうな感じでした。

 

シーボルトが日本から持ち帰ったという藤と槙(だったと思います)が大木に育っていました。

 

 

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