江戸情緒を感じた日
昨年11月に開館した「すみだ北斎美術館」は建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞した妹島和世さんの設計で、アルミで覆われ特殊な構造や美術館という設備のために開館までに主に費用の点で難航したと聞きます。
北斎はこの近辺で暮らしたという縁で建設されたそうですが、JR両国駅から徒歩圏内、江戸東京博物館のすぐ近くでスカイツリーも間近に望めます。
開館記念展「北斎の帰還」の入り口風景です。
この展示のハイライトは、6m以上に及ぶ大作の「隅田川両岸景色図鑑」です。これは柳橋から舟で隅田川をさか上り、新吉原遊廓に向かう瓢客の目に映る隅田川両岸の風景を描写したもので、100年ぶりに発見されたという肉筆画です。
また鱗雲が浮かぶ快晴の空に山肌が赤く染まった富士が描かれた「富嶽三十六景凱風快晴」も目にすることができました。作品の撮影は禁止されていますので掲載できず残念です。
北斎の絵のすばらしさと共に彫りや摺りを担った職人の技に感嘆のひと時でした。
会場内に北斎のアトリエが再現されていましたが、筆がゆっくりと動いていてまるで人形が生きているかのように見えました。
2017/01/12 (木) 6:15 PM
anneさん、こんばんは。
NHKの日曜美術館でみましたが、個性的な建物だなと思いました。テレビを見て、行きたいのですが、今は、忙しくて時間がとれなくて残念です。
肉筆画を見たいですね。ずっと展示されているといいのですが。
アトリエのモデルも北斎もリアルですね。 今にも動きそうで、どきどきしてしまいます。 実際に、筆を持つ手は動くのでしょうか? 作品の制作の様子が、よく伝わってきますね。
すぐには、行けませんが、いつか見に行きたいと思います。素敵なのを見せていただきありがとうございます。
2017/01/16 (月) 10:58 AM
アンさん おはようございます。
コメントありがとうございます。
すみだ北斎美術館は何人かの北斎の収集家からの寄贈作品を多く所蔵していて、今回のような特別展でなく常設でも見応えがあるようです。
アンさんもお暇ができましたらどうぞお出かけになってください。きっと満足されると思います。
貧しいアトリエで娘と同居しながら絵を描き続けた北斎の日常が垣間見られて興味深かったですし、その手が動いているのにびっくりでした。