リスボンのメトロって・・・

ポルトガル最後の日はリスボン市内観光とファドを聴くという予定です。

まずホテル最寄の駅メトロのラト駅に向かいチケットを買うべく自販機の前へ。これがまた難しく手におえなかったために駅内インフォメーションを覗きましたが照明はなく無人。聴くにも周囲は数人のツーリストがいるのみ。仕方なく自販機のヘルプを押したのですが、返ってきたのは英語の表示を読むようにというつれない回答のみでした。相棒が奮闘してくれましたが結局は諦めました。それでとりあえずメトロ一駅分歩いてマルケス・デ・ポンバル広場へ。

チケットが買えないならばその辺に沢山停まっているサイトシーイングのバスに乗ってしまおうと思いつきました。ちょっと自棄気味です。

16世紀にマヌエル1世によってヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られたテージョ川の船の出入りを監視する目的の要塞であった「ベレンの塔」です。

ヴァスコ・ダ・ガマの棺が安置されている「ジェロニモス修道院」は当初から私たちの目的地でありましたが、テンションが下がってしまった私達は入り口の人だかりを見て降車しての観光をパスしてしまいました。

ベレン地区のこの二つは世界遺産に登録されています。

商店の建ち並ぶアウグスタ通りからコメルシオ広場を臨みます。

コメルシオ広場は1755年の地震で崩壊した宮殿の跡に整備され周囲の建物には貿易関係の会社や役所が入っているそうです。

市内観光ポイントを一通り巡った後スタート地点に帰って来ましたが、ドライバーがコースがもう一つあると言うので、時間に余裕があった私達は再び乗り込みます。しかし巡ったのは殆ど前回と同じで一体何だったのか未だに不明です。サイトシーイングのバスは余り乗ったことがありません。途中下車は何回でもできますが、よくみれば数社がやっていて再乗車は同じ会社のバスでないと×というのも面倒でした。まぁ当たり前と言えば当たり前ですけど。帰途は親切な女性駅員さんに出会いチケットをゲット。距離にかかわらず1回乗車を1トラベルと数えることを理解、出国までの必要な4トラベルチャージしやれやれです。

早めに観光を切り上げホテルで休憩した後、前日ホテルからリザーブしてもらったファドレストランに出かけました。

ファドとはポルトガルで生まれた民族歌謡。イタリアにカンツォーネ、フランスにシャンソン、アルゼンチンにタンゴ、ブラジルにサンバがあるように、ポルトガルにはファドがある。ファドとは運命宿命という意味だが必ずしも悲しいものばかりでなく陽気な歌もある(ウイキペディアより抜粋)

前菜にカニカマらしきものが使われていてちょっとびっくり。主菜の蛸の足のグリルは柔らかくて美味でした。

ファドは9時から始まり照明を落とされた店内は卓上のろうそくが揺らめく良い雰囲気になりました。 

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コメント

  • anneさん、こんにちは。

    お盆も終わり、やっと自分の時間が持てるようになり、旅行記をまた楽しんでいます。

    今回も、予期せぬことがあって、読んでいてハラハラしました。 これから、どうしたらいいのか?、自分のことのように思えてしまいました。
    パック旅行にはない、自由な楽しみがありますが、ハプニングもあり、これが、個人旅行の醍醐味でしょうか?

    ファドレストランは、とても興味をもちました。
    旅行は、食事も楽しみの一つですよね。
    素敵な音楽に美味しいお食事、とっても良い雰囲気ですね。
    昼間のトラブルも、帳消になったでしょうか。

  • アンさん こんばんは。
    コメントありがとうございます。

    今回の旅行で一番困った日でした。言葉が余りわからなくても、相手が人間ならば表情を読みあったりボディランゲージだったりで何とか意志を伝えられるのですが、機械はそうはいきません。そういうことを痛いほど感じました。
    旅行も終盤で疲れも出る頃しかも真夏のような暑さの中ちょっとダメージが大きかった経験でした。
    ファドを聴くというのは出かける前から計画していたことなのでとても楽しみでした。あちらは夜の時間を遅くまで楽しむ習慣なのでショーが始まるのが9時と遅くその辺は日本の時間の感覚とは違います。ちょっと憂愁を帯びたファドは心にしみてくる感じでなかなか良かったです。

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