カスバ街道を往く
前日カスバ街道の起点近くのワルザザードに宿泊し、早朝からアイト・ベン・ハッドゥに向かいます。アイト・ベン・ハッドゥは要塞化された村クサルのひとつだそうです。特別な史実はないのですが、「アラビアのロレンス」や「ハムナプトラ2」などのロケ地として有名です。そして1987年に世界遺産に登録。
赤い岩肌がむき出しになった小高い丘のような風景は異様です。
頂上に登ると眼下に一帯の風景を見渡すことができ要塞として機能していたことがわかります。
カスバとは原住民ベルベル人が外敵の侵攻から身を守るために住居の周囲に塀をまわし造った要塞のことです。そのカスバが多く残るのがティネリールからエルフードへの街道で、これがカスバ街道とよばれているようです。♪どうせカスバのよーるにさく~・・・と歌われたカスバの雰囲気はどんなものかしらと興味がありましたが、それはアルジェリアが舞台のようです。
カスバ街道から少し北に寄り道、トドラ渓谷です。両側にそそり立つ岸壁に圧倒されます。
ここで、小学校高学年くらいの少年が草を編んだらしい栞のようなものを観光客に売り歩く姿がありました。観光で生きる人の多いお国柄ですが、ちょっと考えさせられます。
カスバ街道の終点であり、サハラ砂漠の入り口の街エルフードに向かいます。その途中の地下水道跡を見学。ベルベル人たちはアトラス山脈からの水を砂漠の地下に造った水道で引いていたそうです。今は使用されていません。
2014/08/12 (火) 9:51 PM
anneさん、こんばんは。
今日は、少し涼しくて凌ぎやすかったですね。
草取りが終わりほっとしています。
ゆっくりと旅行記を拝見させていただきました。
カスバ街道というところがあるのですね。 歌謡曲で知っていましたが、こんな遠くの歌だったのですね。 それにしても、今までに見たことがない景色に圧倒されました。
赤土の山々,要塞は、本当に敵が現れるような雰囲気ですね。 トドラ渓谷の大きさに驚きました。 実際は、もっと凄くて迫ってきそうな感じなのでしょうか? どこにも、子供がお土産を売る光景があり、ちょっと痛々しいですね。
地下水道跡は、砂漠の中の感じがよく表れているお写真で、好きです。
次はサハラ砂漠でしょうか? すごく楽しみです~
2014/08/13 (水) 6:38 AM
アンさん おはようございます。
草取りが終わってきれいになった庭を眺めるのは気持ちが良いですね。大変なのですが私はあの達成感が味わえるのでまたやる気が湧きます。
なんだかんだでパソコンに向かう時間が少なくなって旅行記がなかなか進みません。しかし年を経ると記憶が薄くなりますので、記録として留めておかなくてはという思いがあります。
アフリカというといかにも遠くで知識はなく、言葉や交通事情の壁があるので今回はツアーを選択しました。個人旅行の時は全て自己責任ですので事前のリサーチも詳しくしなくてはなりませんが、ツアーはそういうことはありません。効率的に周れるという利点もあります。
で、明確な目的意識がないまま連れて行ってもらったという感じになりました。
このコースは言ってみれば茶色の世界でした。ところどころにオアシスはあるもののそれはほんの一部です。私達は日常いかに緑に癒されているかということを思いました。