砂漠の朝日は黄色い・・・

サハラ砂漠の入り口の街エルフードからは4WD車に乗って1時間、礫砂漠から砂砂漠と変わっていく砂漠地帯を往きます。めざすはメルズーガ砂丘。砂丘で日の出を観る為に砂漠の中に忽然と現れた感じのオーベルジュに宿泊です。オーベルジュとはフランス発祥の宿泊施設を備えたレストランのことだそうです。

写真ではなかなか良い感じなのですが

多分自家発電のため中は薄暗く料理の色も判然としない夕食となりました。

部屋に戻りシャワー中に電気が消え、準備した懐中電灯が役に立ちました。エアコンはありましたが、そういう電力事情なのでただの飾りだったようです。砂の侵入を防ぐためでしょうが部屋には小さな窓がひとつだけ、しかも建てつけが悪く開きません。従って蒸し風呂と化した部屋で汗びっしょりの一夜になりました。なかなかできる経験ではありません。

夜明け前真っ暗な中期待のらくだに乗って砂丘を往きます。ひとこぶラクダの背に数枚の毛布のようなものがかっていてそこにヨイショと乗るのです。ラクダは長い前足を折って乗せてくれますが立ち上がるときはガクンガクンと衝撃がありました。砂丘をゆっくりゆっくり歩くラクダの背中は悪い乗り心地ではなく、後ろのラクダが時々背中に頭を摺り寄せてくる感触も楽しいものでした。

1時間弱で砂丘の頂上に到着、朝日が昇るのを待ちました。

砂埃の所為か地平線辺りはぼーっとかすみ昇ってきた太陽は白茶けた黄色に見えました。

Travel,2014/06 モロッコ このページの一番上へ

コメント

  • anneさん、こんにちは。

    お盆も終わり、やっとPCの前に座ることができました。

    砂漠をラクダにのって往くなんて、夢のよう~
    1時間近くも、ずっとラクダの上ですか? 月の砂漠の歌が聞こえてきそうな景色に感激しています。
    砂漠で日の出を見ることは、私にはないので、珍しいこんな色の朝日を見られてよかったです。
    オーベルジュというレストランは、とても雰囲気があっていいですね。
    どんなお料理ですか? 

    今回も楽しく拝見させていただきました。

  • アンさん コメントありがとうございます。
    「砂漠をラクダで行き朝日を見る」というのは、モロッコツアーの目玉であるようです。
    サハラ砂漠の入り口エルフードに宿泊し翌日早朝3時半ごろに4WD車でメルズーガ砂丘麓まで行きそこでらくだに乗るというプランと、私達のように砂漠まで行って宿泊というプランがあるようです。砂丘の頂上まで1時間弱で、歩いた方もありましたが足元が悪く大変なようでした。ラクダはよく調教?してあって大人しくまたどこかユーモラスで楽しめました。
    オーベルジュは新しくて見てくれは良いのですが、記事に書いたように宿泊は快適ではありませんでした。しかし砂漠に泊まるとはこんなものであそこに快適さを求める方が間違っていると言えるかも知れません。これも行って見なければわからないことですが。
    食事はモロッコの郷土料理「タジン鍋」でした。ツアー中何度もタジン鍋を頂きいささか食傷気味です。

コメントをどうぞ

次のタグが使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

トラックバックURL

当サイトのURLを含まないトラックバックはスパムと見なします。