山羊も大好きアルガンの木
モロッコの特産品に「アルガンオイル」があります。モロッコの一部地域にしか生育していないアルガンの種の仁を絞って採るオイルで、食用はもちろん化粧品に使われ古くは薬用にも用いられたそうです。木には棘があるので人が手で実を採るのは難しいため、昔はその実や葉や樹皮を好んで食べる山羊の排泄物の種を人が拾ってオイルを採っていたそうです。
今は山羊たちは観光用に木に登らせられています。道路際の数本の木にだけ山羊が登っていてその下には写真撮影料金を徴収する人の姿がありました。
100㎏の種から採取されるオイルはわずか一ℓというこの貴重なオイルは全て手作業で生産されているそうです。
種を砕いてその中から仁を取り出します。
次に石臼で仁を砕きそれを揉んでから絞ります。どの作業もベルベル人女性が携わっていましたが相当に力が要る作業のようです。搾りかすからはローストしたアーモンドのような香ばしい香りがしていました。
2014/06/28 (土) 5:02 PM
anneさん、こんにちは。
うっとうしいお天気で気分が滅入りますが、旅行記を見せていただき、気分転換しています。 化粧品でアルガンオイルが肌に良いと聞いたことがありますが、高いんですよね。
こんな様に作られるなら、やはり高価なのは当たり前だと納得です。 ヤギが木に登っている風景はみたことがあり、不思議に思っていましたが、こういうことだったのですね。観光用に高いところに登らせられて、ヤギたちは、気の毒ですね。
2014/06/28 (土) 8:23 PM
アンさん コメントありがとうございます。
梅雨の雨の降り方は随分変わってきていましたが、灰色の空が続くということは同じでそれだけでうっとうしいですね。
私も山羊が木に登っている写真を見たことがあります。何なんだろうと思っていました。
山羊が登っているアルガンの木はよく見ると小枝で足場が作ってありました。山羊はその足場に乗ってじっとしているみたいです。アンさんのおっしゃる通り山羊は気の毒です。モロッコは観光に関係して生活をしている人が少なくないので観光客が喜ぶだろうことには敏感だと思いました。