日本半周の旅その6 憧れの阿蘇

われ嘗てこの国を旅せしことあり

と始まる三好達治の詩「草千里浜」(草の字が違うのですが字がでません・・・)。肥の国大阿蘇の麓にひろがり、駒があそぶと言う高原の牧。

その「草千里浜」を見下ろす展望台に。

 

「馬がいない・・・」とつぶやく私に、暇そうなお土産の露店を開いていたおじさんが言いました。「農家の人が年取っちゃって馬をここまであげられなくなっちゃったんだよ。4年前までは来ていたんだけどなぁ」そうなんだ、来るのが4年遅かったか。

がっくりした私におじさんはお土産を勧めました。岩塩に似たきれいな色のこぶし大の水晶です。握ると呆け防止になるというその石を買いました。おじさんは「国産だよ」と言いましたが、わざわざ言うところがあやしい。

噴煙を上げる中岳火口です。火山活動が激しい時は立ち入れないということです。

 

火口近くの防空壕のような避難所が並んでいるのに気づき緊張しました。

 

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コメント

  • anneさん、こんにちは。

    10代のころに、阿蘇に行った時は、大草原に牛や馬が沢山いた景色が記憶にあります。
    もう、とてつもなく昔のことですが。 時代が変われば、自然も景色も変わってしまいますね。 緑の草原は雄大ですばらしいですね。 火口付近は、噴煙があがっていると、確かに緊張してしまいそうです。

  • アンさん コメントありがとうございます。

    アンさんは馬や牛が沢山放牧されていた頃の阿蘇を知っていらっしゃるのですね。私もその風景を見たいとずっと思っていたのですが残念です。今回の九州旅行のメインの場所だったのです。
    中岳の噴煙をみた時、草千里浜のようなのどかな草原の印象とは違って阿蘇は活火山なのだということを強く感じました。

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