栃木秋祭り 山車の前で叫ぶ
栃木市の住民の友人の招待でお祭り見物に出かけました。
駅に降り立つと子供たちの太鼓が出迎えてくれました。
栃木市は宿場や舟運で栄えた街で今も残った蔵などが往時を偲ばせてくれます。
栃木秋祭りは山車祭りとも呼ばれ発祥は100年ほど前、現在は2年に1度12台の山車が街中を練り歩きます。
山車の二段三段の山車の最上階には人形が乗せられています。人形は始めは2体だったそうですが現在は
諫鼓鶏、日本武尊(やまとたけるのみこと)・関羽雲長(かんううんちょう)、天照大神・劉備玄徳(りゅうびげんとく)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)・張飛翼徳(ちょうひよくとく)、神武天皇、桃太郎、静御前、仁徳天皇、弁慶
の12体になりました。
これは「諌鼓鳥」といって「閑古鳥」ではありません。良い政治が行われ住民の訴えを聞く太鼓を叩く者がなく鳥がその太鼓に巣を作ったと言う故事に因んでいるそうです。他の人形とは全く違いユーモラスなお尻でした。
夜になると山車の提灯に灯がともされ、山車同士が道を譲らず向き合ってそれぞれの掛け声をあげ勝った方がそのまま進むという場面が一番盛り上がります。主催者の好意でその掛け声の中に紛れ込み大声を上げて参加してきました。不思議な一体感でした。最後は山車が終結、収納される建物に入っていきます。
