180メートルの峡谷アーレシュルフト ホームズ最後の地ライヘンバッハの滝

推理小説好きの私が1度はいってみたいと憧れていた「ライヘンバッハの滝」が見られる日です。

かのシャーロック・ホームズが宿敵モリアーティ教授と揉み合って落ちたという滝つぼには二人が落ちた場所に赤い印があるそうです。作者のコナン・ドイルは何度もこの地を訪れていたそうで、轟々と落ちるライヘンバッハの滝に感動してここを舞台にしたということです。

マイリンゲンには氷河が削った峡谷「アーレシュルフト」があり、これも一見の価値ありと見学場所に加えました。

チューリッヒからルツェルン乗換でおよそ2時間、マイリンゲンに着きました。

 

そこからミニトレインに乗っておよそ10分アーレシュルフト東入り口に到着です。

 

 

ミニトレインを降りて入り口まで上り坂で息を切らせましたが「がんばれ」と応援してくれた羊さん。

 

アーレシュルフトは深さ180M 幅は一番狭い所はわずか1Mです。峡谷の岩盤に直接取り付けられた1M程の遊歩道を約3キロ歩きます。悠々とあるいは轟々と流れるアーレ川が、遊歩道の板の隙間から覗き迫力があります。高所恐怖症気味の私にはややハードで足がすくむ場所もありました。対岸の岸壁が迫り上を見上げると細く切り取ったような空が見えます。

 

 

アーレシュルフト西側に抜けた私達は、ライヘンバッハ滝に向かいます。

 

30分も歩くと滝に登るケーブルカーの駅に到着しました。

 

少し前から降り出した雨の中乗客は私達だけでした。

頂上に着くと何と土砂降りです。しかし豪雨の中でも記念写真は忘れません。パネルから顔だけ出すのですが、背が高くて顔を出すために思い切り背伸びです。

 

滝は、水量は思ったよりも少なくまた幅もそう広くなく若干期待はずれの感が否めませんでした。

 

このケーブルカーは創業してすでに100年が経過しているそうです。

 

雨の中例の滝つぼを見ることもできず、そそくさと乗ってきたケーブルカーが下るのに乗って降りました。

マイリンゲン駅に戻る途中ホームズ様に出会い感激です。

 

因みにシャーロック・ホームズはこの後生還します。ファンがその死を認めずコナン・ドイルは止む無く続編を書き続けたそうです。

Travel,2011/06 スイス このページの一番上へ

コメント

  • anneさん、こんばんは。

    猛暑の毎日に、今回のお話はなにやら気持ちが涼しげになりました。
    憧れの滝までの道は、ちょっと恐ろしいですね。 1m幅しかないところを30kmも歩くなんて、anneさん、とても勇敢ですね。 お写真を見れば、怖さが、伝わってきます。ケーブルカーにお二人だけとは、ミステリーっぽいですね。

    豪雨で残念でしたけれど、シャーロック・ホームズ様にお会いできてよかったですね。
    マイリンゲン駅舎が可愛いです。

  • アンさん コメントありがとうございます。
    毎日暑さにぐったりですが、8月も中盤に入りもう少しの辛抱ですね。

    アーレシュルフトは実はこの旅行まではその存在を知りませんでした。実際行ってみると、ライヘンバッハの滝よりずっと見応えのある場所でした。観光客も滝よりずっと多くて、反対側から入ってきた人とすれ違うのに道を譲り合うことが随分ありました。多分岩盤に横に杭を打ち込みそこに直接歩道をつけたのでしょうが、大勢の観光客の重みに耐えられるのかと心配になります。でも、家族連れもいて楽しそうに歩いていました。

    滝は上まで上れなかったので、その迫力が今ひとつでした。雨が恨めしいです。

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