おくのほそ道ちょっとだけ旅 その12 玉入

3月27日に江戸を発った芭蕉主従は4月1日の午後日光に到着、「御宮拝見」し、翌日今市を経由して玉入に入ります。

「曽良日記」に

一 同晩 玉入泊。 宿悪故、無理ニ名主ノ家入テ宿カル。

と記されているように、とった宿が良くなくて急遽名主の家に一泊したようです。

 

この名主であった「尾形氏」の子孫は医業に携わったようですが、今はこの地にないようで、「芭蕉一宿之跡」という石碑が建つのみです。周囲は茫々とした草叢となっていて、これもまた「無常」を感じさせます。

 

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コメント

  • anneさん、こんばんは。

    おくのほそ道、行ってらしたのですね。
    前記事から、拝見していますが、芭蕉がたどった道を行き、
    宿泊跡を訪れたりすると、歴史的ロマンを感じますね。
    このような目的のある旅は、いいですね。
    私も参考にさせて頂きます。

  • アンさん コメントありがとうございます。

    本当は芭蕉の辿った道を「おくのほそ道」の記載順に巡ってみたいのですが、なかなか難しいことです。

    松島や平泉などは今でも有名な観光地ですから、いつでもみられるのですが、今回のような本当に田舎にひっそりとある場所には行くチャンスも少ないです。

    面白みのない記事を読んでいただいて感謝です。

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