ノーベル賞の舞台へ

朝9時半にストックホルム・バータハムネン港に到着、一夜のクルーズは終わりました。バスで中央駅まで移動、ホテルに荷物を預けて観光開始です。

そぼ降る霧雨の中、市庁舎に向かいます。ここでストックホルムカードを購入しました。

     

このカードは市内の公共交通機関と博物館美術館等がフリーパスになるカードです。今までにも他の国で何回か使用しましたが、チケットをその都度買うという面倒から開放される便利なものです。今回のこのカードは48時間有効なカードで495SEK(7000円位)でした。

市庁舎は個人での見学は許されず1時間ごとに行われるツアーでのみ見学ができます。1グループ15人程度で英語とドイツ語のガイドがつきます。日本語もあるといいのですけど、まだまだメジャーではないのですね。しかしこのあと中庭を隔てた塔に登りましたが、そこの案内をしていた青年は日本語で応えてくれました。彼は物理専攻の学生だそうで、日本語も学んでいると言いました。日本の物理学は世界に誇るレベルで、物理を学ぶには日本語が必要なのでしょうと勝手に理解しました。

               

ここは、ノーベル賞受賞者の晩餐会が開かれるブルーホールです。4階くらいまでの高い天井近くの高窓からの自然採光が柔らかい雰囲気を作り出していました。

 

     

     

ここは金箔のモザイクで壁面が覆われた黄金の間で、ノーベル賞受賞パーティの舞踏会に使われる場所です。壁面からの淡い部分照明だけでしたが、かえって金箔のきらめきの美しさが感じられます。

 

ヴァイキングルネッサンス様式という市議会の会議場の天井は、なるほどいかにもヴァイキングの船をおもわせるデザインで見応えがあります。 

                   

市庁舎の見学を終えて、旧市街ガムラスタンに向かいます。例の物理専攻の学生が教えてくれた62番のバスを待って乗りましたが、ガムラスタンを通り越していくような・・・。またまた慌ててバスを降り何人かに訪ねながらTマークの地下鉄に乗ってやっと辿りつきました。

     

雨の降り続く王宮前です。

     

中は撮影禁止でしたが、ここは中庭です。衛兵が交代しているところだと思います。

ガムラスタンの大広場に面したノーベル博物館に入りましたが、館内の展示は小規模ですぐに見終ってしまいました。その中で、受賞者の写真パネルがぐるぐる回っていて、その写真を選んでTシャツにプリントするというサービスがあるというのには笑ってしまいました。小柴昌俊さんと田中耕一さんが座面の裏にサインした椅子が展示されているのをみつけました。裏がみ易いように床に鏡がおいてありましたが、残念ながら写真撮影は禁止でした。

     

ストックホルムのホテルは中央駅から5分程度の近頃話題のH&Mなどの店が並ぶ繁華街にありましたが、若い、というより幼い男女の騒ぐ声が深夜まで断続的に続き悩まされました。最後はパトカーが出動した様子だったのを夢うつつのうちに聞いていました。どこの国でもこういうことには手を焼いているのかもしれません。

Travel,2009/06 北欧の旅 このページの一番上へ

コメント

  • 世界一有名な市庁舎になるのでしょうか。ブルーホールの内装は眼を見張る美しさですね。煌びやかだけど、荘厳な雰囲気が漂って・・・。機会があれば見学してみたいです。それに船底のような天井がユニークですね。確かカイロの教会でもこういう船底天井を見たことがあります。ガイドさんは「ノアの箱舟」の底部分を使っている~などと胡散臭いことをおっしゃってましたけど。。。(^0^; アハハ…
    お写真にホレボ~レ!うさアリガト♪ /(≡ ^・^)ノチュッ キラキラ~~~`*:.☆・

  • うさぎさん コメントありがとうございます。

    市庁舎では市の職員と思われる方もチケット売りやガイドを務めているように見受けられました。日本の中にこういう市があるとは想像できませんが、やはりここは世界中から観光客がやってくる観光地なのでしょうね。
    語学力があれば、ガイドさんの説明もよくわかりこのレポートももっと充実するのでしょうが、なにせ情けない語学力なものであとは想像力で補っています。
    海外に出る度に中学からの学習態度を反省させられます。トホホ・・・です。

  • anneさん、おはようございます。

    市庁舎が、こんなに豪華なんですね。
    金箔のモザイクの壁面、天井の造りなど、あまりの美しさにため息ばかりです。
    anneさんのお写真がよく撮れているので、とてもわかりやすくて私もそこにいるようです。 本当に光が射し込み、輝いていて綺麗ですね。 ここで、ノーベル賞受賞パーティーが開催されるのですね。 素敵でしょうね~
    いろいろと見せていただきありがとうございます。
    何か、私も北欧の旅に行きたくなりました。

  • アンさん コメントありがとうございます。

    写真には映っていませんが正面にはストックホルムに伝わる女神のような像がモザイクで描き出されていまして、その独特の表情が壁面からの薄い照明の中で神秘的な雰囲気を醸し出していました。ここにアップした写真は暗くて何が映っているのかよくわからなかったのもですからあの手この手で編集してやっとこの程度になりました。苦労してしまいました。カメラはどうも故障のようで買い替えを余儀なくされそうです。

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