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前日にマルセーユの街を歩き回って探したバス乗り場からバスに乗車して30分、エクスアン・プロヴァンス着。本日はセザンヌが好んで描いたst.ヴィクトワール山の近くまで行くことがまず初めの目的です。観光案内所で場所とバス乗り場を教えてもらい、ベンチで待つこと1時間弱、車体にst.ヴィクトワール山の絵が描いてあるマイクロバスに乗りました。
バスはどんどん山の中に入っていきます。ドライバーが教えてくれた所で降りると、広い公園風の展望台があって正面に山の雄姿が。
1時間ほど過ごしてまたエクスの街に戻り、セザンヌのアトリエに。長い坂を息切れしながら登って着きましたが丁度閉館時間になってしまいました。そのとき見学を終えた観光客が出口から出てきたので、横をすり抜けて庭に入れてもらいました。残念ながら中は見られませんでしたが、お庭だけでもその雰囲気が味わえたのでとりあえずは満足しました。
マルセイユの街に戻って、ランチに海の幸をいただきました。フランス人のウエイターが、自分の奥さんは日本人だと親しそうに話しかけてきました。
遅いランチの後 船で沖合いのイフ城へ。ここはデュマの岩窟王の主人公エドモン・ダンテスが脱出する牢獄のモデルになった場所とされています。
2007/10/12 (金) 9:00
アビニヨンからオランジュまでは急行で約15分。降り立った駅は小さな田舎の駅で、荷物を預けるロッカーもなく、1日荷物を転がしながらの観光を余儀なくされました。
観光案内所は駅前にはなくて聞こうにも通行人がありません。やっとあったおじさんにセリニャン村への行き方を聞きました。こちらの英語を理解してくれたのか、フランス語で、どうもタクシーを使えと言っているようでした。
見回すと1台のタクシーが止まっているではありませんか。そのタクシーは誰かを待っているらしくすぐには出ません。しばらくすると若い女性が乗り込んでタクシーはスタート。どうも乗り合いになったらしいです。女性をおろした後セリニャン村をめざし15分ほどで到着しました。
ファーブルは92歳で亡くなるまでの後半の36年間をここで研究に没頭したといいます。2階の書斎には当時彼が使用していた机が残っていました。その机で沢山の書物が生まれていったと思ってじっと見つめてしまいました。
2007/10/11 (木) 0:00
6泊したホテルを早朝にチェックアウトしてパリリヨン駅からTGVに乗り込みました。約2時間半でアビニヨンに到着。ホテルに荷物を預けてからアルルに向かいました。急行で約20分の行程です。
円形闘技場の外周を周ってから、ゴッホゆかりの場所を訪ねました。ゴッホが療養し絵にも残した「エスパース・ヴァン・ゴッホ」「夜のカフェテラス」に描かれたカフェを巡り、感慨も一入でした。
再びアビニヨンに戻って、街を一周しました。教皇宮殿や歌に歌われる「サン・ベネゼ橋」、旧市街を囲む城壁も歴史を感じさせるものでした。
この日は少し強行軍で疲れました。
2007/10/10 (水) 0:00
ロワール渓谷に沿って100以上の古城があるといわれているそうですが、鉄道で周るには不便なところも多く、今回は二つ周ることになりました。コースはアンボワーズ城からクロ・リュセへ、最後にシュノンソー城へ。
アンボワーズ城は11世紀に築城以来なんどかの改修を経て現在に至っているということです。16世紀にはレオナルド・ダ・ヴィンチが王の客として招かれ、近くのクロ・リュセで暮らしたといいます。そして彼は死後城内の教会に埋葬されたそうです。
アンボワーズ城から10分ほど歩くとレオナルド・ダ・ヴィンチの居城クロ・リュセがあります。ここは彼が研究した成果が展示されていて子供達の学習の場所にもなっているようでした。
ロワール川支流のシェール川をまたぐようにして建つシュノンソー城。16世紀の築城以来6人の城主が皆女性というところからから「6人の貴婦人達の城」と呼ばれているそうです。
アンリ2世が愛妾のディアーヌ・ド・ポアチエに贈ったこの城を夫の死後愛妾から取り上げた正妻のカトリーヌ・ド・メディシス。この城を舞台に繰り広げられた愛憎劇も遠い昔のこととなって、今は沢山の観光客でにぎわっています。
カトリーヌのベッドは赤、ディアーヌのベッドは青で共に天蓋つきの優美なものでした。
ここを訪れた日、庭園でウエディングドレスの花嫁が大勢いました。傍によってみると花婿も花嫁も全員チャイニーズでした。想像するところ中国の富裕層の子弟の集団結婚式ツアーではないかと。古城を背景にしてのウエディングは素的ですが、集団ではどんなものなのでしょうか。
2007/10/09 (火) 0:00
パリモンパルナスからTGVでレンヌへ、約2時間の行程です。レンヌ駅前でバスに乗り込み約1時間でモンサンミッシェル着。岩山にそそり立つモンサンミッシェルの周囲には広大な砂州が広がっていました。
ゲートを入ると細い参道の両側に昔は巡礼者用で現在は観光客相手のお土産屋さんがびっしりと建ち並んでいました。京都の清水寺の参道のような感じです。道幅はもっと狭く傾斜も急です。
石の階段を登りつめると修道院の内部へ。中庭を囲む回廊の柱の装飾に、この岩山に建った無骨な建物の中での数少ない柔らかさを感じました。
帰りのバスの窓越しに撮ったモンサンミッシェル全景です。
2007/10/08 (月) 0:00
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