春花壇の定番
春の花壇には何はなくともまずチューリップ。花後に掘り上げることをしないので消えていくものも多く、毎年少しづつ補充しています。
庭の隅でシャガが花をつけると、いつか見た日本画を思い出します。それは掘り上げた筍が竹篭に載せてありその上にシャガの花のついた茎1本が斜めに添えられている絵です。
探してみるとタイトルにした俳句もありました。筍もシャガもほんの短い間を切り取るいかにも季節のものという感じがします。
今年も紫木蓮の花が咲きました。しかしたくさんの花の中で花の形を保っているのはこの一輪だけでした。毎年ひよどりの餌食になってしまうのです。綺麗に咲いているかと思いきや裏側は無残に千切れているものばかりです。花芯からの甘い蜜がひよどりを呼ぶのでしょうか。
桜の咲く頃桜と同じように、葉より先に花をつけるこのミツバツツジ。枝先に3枚の葉をつけることからのネーミングのようです。ツツジというと立ち木の根元を締める潅木を想像しますが、これは放任すると5Mにもなるそうです。家のミツバツツジも2M以上ありますので脚立を持ち出して撮影です。
パンジーのカタログの中で、このダブルフリンジで濃い紫と白の優雅さに惹かれて種を取り寄せました。30粒程の種を蒔きましたが、数本しか発芽しませんでした。その後の管理が悪かったのかその中で苗に育ったのはたった1本。育苗の技はまだまだ未熟です。特等席で育った期待の苗が暖かくなってやっと花をつけてくれました。