11月17日 ロマノフ王朝の宮殿 エルミタージュその1
午前9時のサンクトペテルブルグです。雲に覆われていることもあってまだ明けきらない街ですが、通勤の人たちが街を行き交っています。
サンクトペテルブルグは4月末から半年以上も曇天が8割ということで、もちろん雪も降り厳しい天候です。
エルミタージュに行く前に少しだけ市内観光です。
ワシリー島の岬ネベ川沿いに建つロストラの灯台です。川の対岸にはエルミタージュがその姿をみせています。
デカブリスト広場でピョートル大帝の青銅の騎士像と聖イサク寺院を眺めました。教会のたまねぎ型の屋根をみるとロシアに来た実感が湧きました。
そしていよいよエルミタージュへ。
この美術館は所蔵品300万点と言われじっくり見るには数日を要します。ツアーでは半日見学が多いようですので、少しでもエルミタージュ見学が長いツアーを探しました。ほぼ1日を過ごせるツアーをみつけて参加です。
右側にも連なっていますが、写しきれません。
まずは本館から見学します。
美術品も価値あるものが所蔵されていますが、宮殿の装飾もすばらしく目を見張ります。
海外の賓客を迎えた正面階段「大使の階段」ロシアバロック様式でスケールが大きく金で装飾されて大変豪華です。
ピョートル大帝を讃えるために造られたピョートル大帝の間。ピョートル大帝は17世紀に成立した当時弱小国に過ぎなかったロシアロマノフ王朝の西欧化を進め、ロマノフ王朝の繁栄の礎を築いた人物です。
歴代皇帝による謁見の間 聖ゲオルギーの間
パヴィリオンの間には、エカテリーナ2世に愛人ポチョムキンが贈ったといわれる「孔雀のからくり時計」がケースに収まっていました。床のモザイクタイルが美しく写真をとりましたが謂れは聞き逃しました。
これはラピスラズリで造られています。縁の直径が1メートルを超える巨大なもので目を奪われました。
またまた大きい壷が。19世紀中ごろ碧玉の一枚岩から研磨されたコルヴァンの壷は重さ19トンもあるそうです。
空中庭園とはどういうものか興味を持っていましたが、屋上に造られた庭園のことでした。
ヴァチカンを模したといわれる「ラファエロの回廊」 彩色が美しく確かによく似ています。
祖国戦争の画廊にはナポレオン戦争に参戦した300人の将軍の肖像画が掲げられています。戦死した将軍は肖像画が描けないのでそのスペースが空けられていました。
金色に輝く豪華絢爛な宮殿でそこに暮らした人々に興味が湧きますが、似たような部屋を沢山見学したので混乱してしまいました。

2018/12/05 (水) 4:58 PM
anneさん、こんにちは。
凄いですね~ 思わずため息がでるほどのエルミタージュ美術館。
1日かけてのツアーがあるそうですが、それでも全ては見切れないでしょうね。
さすがロシア、すべて大きくて豪華で重厚な美術品、傑作品のコレクションは圧倒されます。300万点の美術品とは、驚きますね。見ごたえがありますね。
ピョートル大帝の間の輝きが素晴らしいですね。
巨匠たちの作品を堪能されたことでしょう~ 本当に羨ましいです~
大きくて、素敵な写真が私も行ったような気がしました。
2018/12/06 (木) 9:43 AM
アンさん
コメントありがとうございます。
ロシアはずっと気になっていましたが、他に行きたいところが多くてそちらを優先していました。
ロシアは広いのでテーマをはっきりさせて行かないと印象がぼやけてしまうのではないかとも思っていました。今回はエルミタージュ美術館見学とバレー鑑賞を自分なりのテーマにしてツアーを選びました。
エルミタージュを1日観たくらいではほんの一部しか観られませんが、ちらっとでもみたいと思いました。消化不良の感じは否めませんがそれでもとりあえずは満足しました。