現地8日目 オランジュ ファーブル博物館(マルセーユ泊)

アビニヨンからオランジュまでは急行で約15分。降り立った駅は小さな田舎の駅で、荷物を預けるロッカーもなく、1日荷物を転がしながらの観光を余儀なくされました。

観光案内所は駅前にはなくて聞こうにも通行人がありません。やっとあったおじさんにセリニャン村への行き方を聞きました。こちらの英語を理解してくれたのか、フランス語で、どうもタクシーを使えと言っているようでした。

見回すと1台のタクシーが止まっているではありませんか。そのタクシーは誰かを待っているらしくすぐには出ません。しばらくすると若い女性が乗り込んでタクシーはスタート。どうも乗り合いになったらしいです。女性をおろした後セリニャン村をめざし15分ほどで到着しました。

ファーブルは92歳で亡くなるまでの後半の36年間をここで研究に没頭したといいます。2階の書斎には当時彼が使用していた机が残っていました。その机で沢山の書物が生まれていったと思ってじっと見つめてしまいました。

Travel,2007/10 フランス このページの一番上へ

コメント

  • 私の時に比べれば、ずっとスムーズにたどり着けて、本当に良かったですね。
    ご無事を祈っておりましたとも。

    最近、興味ある【偉人の家】へ訪れていないので、
    お写真より、あの時の感動が蘇ってきました。
    anneさんも、随分個人旅行をされてきたんだなぁ~と、
    過去の旅行記を読ませて頂いております。(^_^)v

  • ファーブル博物館の情報は少なくてアクセスがわからずに困っていましたので、あの時のアドバイスは有り難かったです。
    例の「村の手前」のバスストップは真新しいコンクリート作りの立派な建物でした。帰りはそこからバスに乗ろうと思いましたが、次のバスまで2時間近くありました。結局昔博物館に勤めていたというおじいさんが通りかかってその方がオランジュの駅まで送ってくださいました。
    あの有名な人が立った場所に今自分が立っているというのは何か不思議な感動がありますね。私が若かった頃は今のように海外に出かけられるなんて思いもしませんでした。良い時代になったと感謝です。

  • それは、良かったです。
    もしかして、そのおじいさんは、十数年前に私を乗せてくれた博物館の管理人かも・・・?
    「とにかく日本人は、相当な思いをしながらファーブルの家へ来る。」って管理人さんが苦笑しながら言っておられたんです。
    私のように、髪を振り乱しながら、必死の形相でたどり着く日本人も多いんでしょうね。(笑)
    また、あんな田舎、辺境へ訪れてみたいです。

  • うさぎさんの訪問から18年もたっていても、セリニャン村はほんとうに田舎でした。余り変わっていないのかそれとも変えようとしていないのか。めまぐるしく変容する日本の在り方を考えてしまいます。
    親切なおじいさんの写真があるのですがお見せする方法がわかりません。

コメントをどうぞ

次のタグが使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

トラックバックURL

当サイトのURLを含まないトラックバックはスパムと見なします。