迷宮都市 フェズ
モロッコ最古の都として知られるフェズの旧市街メディナは無数の小路が入り組んだ迷路のような場所です。
道幅2メートルから3メートルほどの小路の両脇には住宅や小さな商店がびっしりと建ち並びそこを荷物を運ぶロバが通ります。
メディナの入り口に建つブールジュード門は青色のタイルを基調としたタイルのモザイクが美しい門です。
メディナの中にある「アッタリン神学校」です。漆喰に彫られた文様や美しい色合いのタイルで装飾された壁など見応えのあるものでした。
最近モロッコの革製品を目にすることがありますが、フェズのメディナの中に皮なめし工房があります。皮の臭気を消すためでしょうか、ハーブを配布され屋上まで昇ると眼下に皮を染める作業場が見渡せます。建物内は製造された革製品が天井から隙間なく展示され圧巻です。
フェズの中の民家でハーブティーをいただきました。生のハーブだけでなく乾燥させたハーブもありました。生のほうがやはり香りは良いようです。
メディナはゆっくりと歩けばきっととても面白い場所ではないかと思いますが、旅行者が気ままに歩くのはとても難しいでしょう。
フェズのタイルを焼く技術が食器や飾り皿などの製作に生かされ郊外に陶器工場があります。男性女性の職人がそれらの製品に手描きで装飾を施しています。フェズブルーと呼ばれる紺色が基調のようで私もその中から記念にカップ&ソーサーを求めました。
2014/08/27 (水) 2:24 PM
anneさん、こんにちは。
今日は、涼しくてすごしやすいですね。
今回の旅行記も珍しいことばかりで楽しく読ませていただきました。
迷宮都市なんて、興味深いです。 狭い迷路のような道で、迷子になったら大変ですね。方向音痴の私は、ちょっと恐怖です。 でも、ロバも行き交うし、お店もあり、活気に満ちていて楽しそうですね。神学校のタイルのモザイク模様の建物が、すばらしいです。
革製品や陶器も素敵です。 フェズブルーのカップアンドソーサーが素敵なお土産ですね。
2014/08/28 (木) 1:33 PM
アンさん コメントありがとうございます。
フェズのメディナは活気に満ちていました。立ち止まって手にとってみたい小物を並べた店、甘そうなお菓子(ハエが飛んでいましたが)の店などがぎっしりでした。現地ガイドの案内は足早でついていくのがやっと、本当に残念です。旅の面白さはこういったところの散策の中に沢山あると思いますが、ツアーでは望むのが無理でしょうね。
しかし、イスラムのモザイクタイルや漆喰の壁の装飾は見事でこれを観ただけでも行った甲斐はあったと思います。