日本半周の旅その4 萩から秋芳洞へ
夕日が日本海に沈んでいく光景がみたくて雲の流れを気にしつつ待つこと30分。雲の切れ間からわずかに洩れる光と海面を染める残光をみることしかできませんでしたがそれでも十分美しいです。
激動の明治維新の舵をとり近代日本の礎を築いた人たちが学んだ松下村塾を訪れました。こんな粗末な場所から優れた人たちが輩出されたのかと感慨深いものがあります。
すぐ近くに伊藤博文の旧宅もありました。
「三本の矢」で知られる毛利氏の菩提寺「東光寺」です。小雨の中毛利氏の墓所を守るように並んでいた500を数えるという灯篭が印象に残ります。
一度観たいものと思っていた秋芳洞に向かう途中秋吉台を見渡せる丘から撮った写真です。秋吉台は「カルスト台地」です。カルスト台地とは石灰岩など水に溶けやすい岩石で構成された大地が雨水や地下水などによって侵食されてできた地形のことで、その地下に鍾乳洞ができるそうです。台地のあちこちに笑窪のような窪地ができている珍しい風景です。
秋芳洞は地下100メートルにできた全長約1キロメートルの鍾乳洞です。内部は長い期間に滴る水で溶け出した石灰岩が作るさまざまな形の岩があります。濡れた足元を気にしつつ十分楽しめました。
2012/10/10 (水) 3:40 PM
anneさん、こんにちは。
日本海の夕日のお写真が、素晴らしいです!
本当に、雲の間から射す光が鏡のように映っていて、きれいですね~ ぜひ、壁紙にお借りします。
松下村塾、伊藤博文宅など、ここで、歴史上の人物が学び、生活をしていたことを思うと、
本当に感慨深いですね。 毛利家の菩提寺の灯篭の数は、圧巻ですね。
秋芳洞は、すごいですね。 カルスト台地という言葉は地理の試験の時に一生懸命に覚えた記憶があり、思い出しました。
今回も、いろいろな所に連れて行ってもらった気分です。
有難うございます。
2012/10/11 (木) 11:11 AM
アンさん コメントありがとうございます。
夕日が海に沈んでいく風景にはなかなか出会えませんので、刻々変わっていく空を見つめシャッターチャンスを待ちました。雲が多くて思ったような写真は撮れませんでしたが、ほめていただいてうれしいです。
どんな名所旧跡よりもこういった自然の風景に心惹かれます。
カルスト台地は大きな木はなく一面の草原で、これもまた面白い風景でした。石灰岩は海中から隆起してきた地層だそうで何万年もかけてできた風景だと思うととても貴重なものに見えました。