日本半周の旅その2 鳥取砂丘&智頭町

山陰には余り行く機会がなかったのですが、何十年来行きたいと思っていた鳥取砂丘にとうとう行ってきました。

海辺まで200メートルはあろうかと思われる広大な砂地が広がっていました。

 

海辺近くはかなり勾配のある上り坂で、砂地の足元は踏みつけると崩れていきます。焼けた砂は熱く、サンダル履きの身には応えます。ようやく砂山の頂上に辿りつくと眼前に広がる日本海はあくまで青く、涼しい風が吹き渡り爽快な気分です。

 

「風紋」は冬だけのものだそうで、夏は人の足跡だけです。

時間が余ったので2~3時間で観光できるところはないかと、観光案内所のようなところで尋ねました。パソコンに向かっていたおじさんが親切に相談にのってくれました。その紹介で「智頭」という全く知らない町に行くことになりました。

智頭は鳥取藩の参勤交代の宿場となった町だそうです。古くは塩の集散で栄えた「石谷家」が国の重要文化財になっているというのでそこを目指しました。

入り口を入ってすぐの土間の立派な梁に目を奪われました。広々とした空間がゆったりした気分にさせてくれます。

 

池泉式の庭園もすばらしいもので、当時の豪商の豊かさが想像できます。あまり知られていない地方の町にこうした文化財が残っているということは日本もなかなかじゃない?とちょっと誇らしいような気分になりました。私が自慢するのもおかしいですが。

 

往時を偲ばせる「塩屋」の看板を掲げた民家があり、また杉玉を吊るした民家もいくつかありました。今は酒造りの町になっているのでしょうか。

 

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コメント

  • anneさん、こんにちは。

    鳥取の砂丘も行ったことがありません~ っていうか、山陰山陽地方全部です。

    青い空、海、をのぞむ砂丘、すばらしい景色ですね。
    素足で歩いたら気持ちよさそうですが、この時季の快晴のお天気では、暑いですよね。
    私も風紋を見たかったです。
    国の重要文化財はさすが立派ですね。 杉玉のある古民家も風情があり、こういう風景をみると、日本に生まれてよかったと思います。
    次も楽しみにしています。

  • アンさん コメントありがとうございます。

    私も日本海側は新潟金沢福井まででその先は初めてでした。
    砂浜は関東にもありますがこんなに広いところはみた事がありません。人間はなんてちっぽけなのかと実感しました。またこちらとは違う砂の色や空の色をそのまま映したような海の色。自然の作りあげた景色にちょっと感動しました。

    智頭には思いがけず出かけることになったのですが、時間潰しだけに終わらない体験ができて幸運でした。

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