3日目 アムステルダム街歩き

さあ今日はアムステルダムの街を歩きます。

朝食を済ませてから、ツーリストインフォメーションが開くまでにシンゲルの花市の見物です。行き過ぎてしまって少し時間をロスしましたがシンゲル運河沿いに並ぶ開店準備中の花屋さんを見つけました。

 

インフォメーションで「24時間ダフカールト」を購入して、いよいよ街歩き開始です。

市内を移動するにはトラムかバスを使いますが、これで公共交通機関はフリーパスになるという使いでのあるカードです。

最初に目指したのはゴッホ美術館ですが、行ってみるといくつかの情報にあったとおり100mは軽く超す長蛇の列です。すぐに予定変更して国立ミュージアムへ。ここは並ばずに入れて、人の群がるレンブラントの「夜警」を人の頭越しに鑑賞。とても大きなものです。そしてお目当てのフェルメール「牛乳を注ぐ女」に会えました。感激です。

 

外へ出ると雨、とりあえずは小休止ということでホテルへ。

3時を回った頃雨もやんだので、世界遺産の「アムステルダム防災網」付近に行くつもりでインフォメーションで行きかたを聞きました。しかし意外に遠くて往復2時間以上はみなくてはならないことがわかりました。少々疲れていた私たちはすぐにそれを諦めました。

次の目標は「アンネの家」です。

ここも行列ですが、それでも入るしかないのでじっと待ちました。

 

アンネの家の本箱の隠し扉をみて、じっと隠れて過ごしたアンネの悲惨な暮らしが現実感を伴って迫ってきます。

 

昔観た映画の中でアンネがペーターと一緒に外界との唯一の接点である天窓から青い空を見ている場面が浮かんできます。その窓は思ったより小さく、少女が耐えなければならなかった過酷な暮らしを想像させます。内部の写真は禁止でしたので、パンフレットから借用しました。

アンネの家の見学を済ませて、アムステルダムCSに戻り、日の暮れないうちにと急いで「飾り窓」地区へ。

 

写真の両側には狭い店が並び、店の入り口には肌も露わな女性が立っていました。時間が早いので人影はまばらです。若くどちらかといえば小柄な女性が多かったかと思います。彼女たちはおばさんには愛嬌を振りまくでもなく不機嫌そうでした。まぁ当たり前ですけど。

最後は「ゴッホ美術館」です。6時を回り今度は並ばずに入館です。

「ジャガイモを食べる人たち」に代表される農民生活を描いた初期のやや暗い色調の絵から、印象派に影響されるパリ時代、そして南仏アルルの美しい自然を描いた時代、最後に自殺を遂げたオーヴェル・シュル・オワーズ時代と変化していく画風がわかる展示でした。この美術館所蔵の絵の画集を買ってご機嫌です。

Travel,2012/06 ベネルクス このページの一番上へ

コメント

  • anneさん、こんにちは。

    ゆったりと、アムステルダムの街を散策している様子が伝わってきます。
    ”24時間ダフカールト”というのは、便利でお得感がありますね。
    シンゲルも懐かしいです。 オランダは美術館めぐりも楽しいですね。
    日本と違い、ゆっくりと、近くで鑑賞できるのがいいですね。
    さぞかし堪能されたことでしょうね。
    アンネの家は、思い気持ちを引きずったまま退出したこと思い出しました。
    飾り窓にいかれたのですね。 私も行きたかったのですが、ツアーには入ってなかったので、残念でした。

    次の旅行記も楽しみにしています。

  • アンさん コメントありがとうございます。

    シンゲルの花市はアンさんの旅行記でお店の内部まで見せてもらっていましたが、本当に多くの球根類が並んでいました。手が出そうになりましたが、旅行もまだ前半と思って思いとどまりました。

    美術館は好きなのでこの日も勇んで出かけたのですが、歩き回るので相当疲れます。歳の所為でしょうか。日の暮れるのが遅いのでついつい1日が長くなってしまうのも疲れの原因かと思います。

    飾り窓は日が暮れるとさぞやと思われる地域でした。あの一つ一つの狭い間口の店が個人営業だそうです。アムステルダムCSから程近い場所だったので、アンさんが宿泊されたホテルからも近かったのではないでしょうか。ちょっと抜け出してでも出かけられたかもしれません。

コメントをどうぞ

次のタグが使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

トラックバックURL

当サイトのURLを含まないトラックバックはスパムと見なします。