おくのほそ道ちょっとだけ 旅その6 那須

芭蕉が歩いた路を辿る旅に誘われて、関東より少し遅い新緑の美しい地を訪ねました。

<那須>

那須の黒ばねと云所に知人あれば、是より野越にかゝりて、直道をゆかんとす。遥かに一村を見かけて行に、雨降日暮るる。

この日芭蕉主従は農夫の家を一晩の宿とします。翌日借り受けた野飼の馬の後を追う少女の名が「かさね」だということを知った曾良は

かさねとは八重撫子の名成べし

と詠みます。その少女の可憐で優しい様子をかさねという名前から、花びらを重ねた八重撫子に例えたのでしょう。

その句碑が黒羽町の西教寺に建っています。

         2010.5,.13大田原市黒羽町西教寺

         

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コメント

  • anneさん、こんばんは。

    奥の細道をたどる旅をしているのでしょうか?
    私もすごく興味あります。
    可憐な少女を八重の撫子に例えて詠んだ一句、いいですね。
    私もいつかこのような旅をして見たいです。

  • アンさん コメントありがとうございます。

    「奥の細道」を辿る旅は一昨年平泉の高舘と中尊寺、山寺の立石寺に行って以来です。
    芭蕉が歩いた道と見た風景を自分の目で確かめてみたくて一人で出かけました。(Travel Page4 でアップしています)
    今回は俳句サークルに入っている友人の誘いでツアーにのりました。予習が必要でしたが、楽しい旅になりました。

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