「叫び」尽くしの日

ノルウエーの芸術家といえば、まずやせた青白い頬に両手をあてた「叫び」のムンクでしょう。 前日に国立美術館でその「叫び」を見た私達はその絵の舞台となったといわれているエケベルク地区に出かけたのです。「叫び」では橋として描かれていますが実際は坂道、背景はフィヨルドが描かれていますが実際には街並みが広がっています。

     

     

ここで「叫び」のポーズで記念写真を撮った私達は次に郊外のムンク美術館に向かいました。

     

ここはムンクの生誕100年を記念して1963年に建てられ、ムンクがオスロ市に寄付した膨大な作品が所蔵されています。彼は幼いときから肉親の死に遭遇しまた自身も体が弱かったことから死や不安をテーマにした作品が多く、「叫び」もシリーズで発表されています。盗難事件があったので仕方がないことですが、セキュリティは空港並みの厳しさでした。そう広くはない館内はムンクの作品のみで本物をじっくりと鑑賞できて満足しました。

ここムンク美術館はフラッシュ無しでの撮影はOKでした。 

             

そして併設のカフェでかの話題のケーキでお茶にしました。

     

Travel,2009/06 北欧の旅 このページの一番上へ

コメント

  • 「叫び」の現場写真は、意外な景観とも拝見しましたが、絵画の色彩より写真とダブらせたら、そんなものかなぁ~という気もしました。
    思わず、自分にはこれほどの「叫び」たい心境を体験したことがあるだろうか~と、考えましたね。
    お写真の絵画だけでも、色彩の美しさにうっとりしますのに、実物をご覧になったanneさんがどんなに感激されただろうか~と、想像します。
    話題のケーキ、カワイイですね!

  • うさぎさん コメントありがとうございます。

    ムンクの絵は晩年の作品を除いては暗いテーマが多いですし色彩もおどろおどろしいです。叫びたくても叫べないその思いがああいう作品を生んだのでしょうか。画家は内面を絵で表現しますが、私達凡人はどうやって吐き出せばいいのでしょうと考えてしまいました。

    あのケーキはガイド本に載っていたのです。これ食べようと決めていったものですから食べられたことがうれしくて味はよくわかりませんでした。

  • anneさん、こんにちは。

    ムンク美術館では、ゆっくりと観賞できてよかったですね。
    ムンクの”さけび”は、もう何年も前に日本に来た時に、観ました。
    長時間待ち、ギューギュー詰めの中で,見た記憶があります。
    常に病気と不安がつきまとっている作品に、こちらまで暗い気持ちになってしまいます。
    でも、誰もが心の奥にあるんでしょうね。
    本当に、私たちはどの様にして心の叫びを表せばいいのでしょうね。

    さけびのケーキがあるんですね。 楽しいですね。何かほっとします。

  • アンさん コメントありがとうございます。

    私達がムンク美術館を訪れたのは6月13日でハイシーズンになる少し前だったためか、館内はそう人が多くはなく、「叫び」の前でも多い時で3~4人の人が佇んでいる程度でした。年甲斐もない私達が絵と一緒に記念写真を撮るのもそう大変ではありませんでした。ケーキを注文した人は他には見当たりませんでしたから、私達はどこまでもミーハーでした。

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